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ヘリパッド工事再開へ 沖縄・東村高江 防衛局が資材搬入

琉球新報 7月12日(火)5時0分配信

 沖縄防衛局は11日、沖縄県東村と国頭村にまたがる米軍北部訓練場のH区とG区のヘリパッド建設工事再開に向けた手続きで、訓練場メインゲートから機材を搬入する作業を早朝から開始した。県警の機動隊員がゲート前で建設に反対する住民を排除した。10日に投開票があった参院選直後の作業強行に、県民の反発は必至だ。

 防衛局は同日、県赤土等流出防止条例に基づく「工事事業行為通知書(案)」を県に提出した。併せて国土交通相は、建設予定地の基地ゲート前に置かれた車の不法占用解消への措置を取るよう求める勧告を県にメールで送った。

 北部訓練場のメインゲート周辺では11日午前6時すぎ、ゲートそばの空き地に柵が設置され、その後簡易トイレなどを載せた車両が次々と基地内に入るのが確認された。

 防衛局は取材に対し「11日に(ヘリパッドの)移設工事に関連する資機材の搬入を行った」と述べ、工事再開に向けた準備開始を認めた。

 住民ら約60人はゲート前に座り込んで、作業車両が進入するのを阻止したり、防衛局が設置した柵を撤去しようとしたりした。機動隊約60人が住民らをごぼう抜きするなど、現場は終日混乱した。

 メインゲートは新たなヘリパッドの建設先の「N1地区」にはつながっていない。「N1地区」のゲートは住民らが車両などで封鎖しているが、同ゲートへの資機材の搬入は確認されなかった。

 防衛局の「工事事業行為通知書(案)」は、県環境部が受理し、赤土流出対策の内容を審査する。民間事業者だと受理から45日以内に確認済み通知書を受けて工事を始めることになる。

 防衛局は行為通知書案に併せて「北部訓練場ヘリコプター着陸帯移設事業(仮称)環境影響評価検討図書(案)」も県に提出した。

琉球新報社

最終更新:7月12日(火)10時17分

琉球新報