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【参院選】前回から59万票減の蓮舫氏と小池氏の女の決断

東スポWeb 7月12日(火)6時0分配信

 10日に行われた第24回参院選は、自民、公明両党とおおさか維新の会など改憲勢力が国会発議に必要な3分の2以上の議席を確保した。首都決戦の東京選挙区では民進党の蓮舫代表代行(48)がトップ当選で気を吐いたかに見えたが、得票数は前回から“大暴落”。参院選当選→都知事選(14日告示、31日投開票)出馬も噂されたが、それどころの話ではなかった。一方、都知事選で最有力視されつつある小池百合子元防衛相(63)がこの日、自民党都連への推薦依頼を取り下げる文書を提出し、無所属で出馬の意思を固めた。

 蓮舫氏は投票締め切り直後にスピード当選を果たしたが、6年前のような爆発的な勢いはない。陣営は「都知事選に出なくてよかった」と胸をなで下ろしていた。

「圧倒的に勝たせていただきたい」「圧倒的な票数が安倍政権へプレッシャーを与える」と選挙戦で蓮舫氏は聴衆に呼びかけていた。具体的な数字こそ示さなかったものの、陣営関係者は「圧倒的とは前回の得票数以上」と明かしていた。

 行政刷新担当相だった6年前の参院選で、蓮舫氏は約171万票で2位にダブルスコアをつけ、東京選挙区では過去最多得票を記録。全国を応援行脚となるため、留守を任せる陣営には「記録更新せよ」との“女王様指令”でムチを叩いていたわけだ。

 ただ、その票読みは完全にハズれた。トップ当選ながら前回の票数には大きく届かない約112万票。2位の自民現職・中川雅治氏(69)との差も約24万票にとどまった。

 陣営では「選挙区での街頭演説は18日間でわずか3日しかなかった」との愚痴が出たが、前回も地元での演説は5日間。何より街頭演説での聴衆数が明らかに落ち込み、浮動票を呼び込んだ“蓮舫人気”に陰りが出ていたのは明白だった。

 当選後、蓮舫氏はテレビ局各社から「都知事選に後出しジャンケンしないのか?」と質問攻めに遭った。公示直前に都知事選への鞍替えを岡田克也代表(62)から打診されて一時は出馬を検討、有力候補にも取りざたされた。また、参院選当選後に辞任→出馬する奇策に出る疑念も永田町では消えていなかった。

 だが、今回の得票数を見れば、蓮舫氏は完全な退潮ムード。都知事選に出馬しても自民・公明が推す増田寛也元総務相(64)相手に苦戦は免れず、“プータロー”となりかねなかった。

 都知事選出馬の質問に蓮舫氏は「邪推です」「ありえません」とピシャリ。勝ち目のない都知事選はすでに“仕分け”済みとなっているようだ。

 一方、こちら都知事選に立候補表明した渦中の小池氏は“アポなし”で自民党本部を訪れたことで、参院選の祝勝ムードが一転、警戒ムードに包まれた。

 都連は、都知事選出馬を10日に表明した前岩手県知事で、元総務相の増田氏を推薦することを決定。都連の動きを敏感に察知した小池氏はこの日、都連を訪れ、1日に提出していた推薦依頼を取り下げる文書を提出した。小池氏はその後、自身のツイッターで「14日からの都知事選には推薦なしで出馬いたします。『都議会のドン』やひと握りの幹部による都政運営を改め、都民のための『東京大改革』を進めます」と記した。

 これで自民党は1999年以来の分裂選挙になることが確実に。小池氏は都連に対し、根回しなしに出馬表明する大胆な戦法に打って出ていた。都連側から「絶対に許せない」と大ブーイングを受けながらも“わが道を行く”姿勢は都民から一定の支持を得ている。

 告示を目前に控え、党内の反小池勢力からは「今の小池さんは“女性版・小泉純一郎元首相”。我々は悪役にされている。都連が都知事選への対応に関する結論を参院選後に先送りしたことに小池さんは『どこで誰が何を決めているのか不透明なブラックボックス』と批判した。都知事選に勝つことしか考えない都連に一人で立ち向かう女性という構図が小池さんの勝利のシナリオでしょうが、“変人”といわれ、抵抗勢力と戦い、支持を集めた小泉元首相の政治手法のパクリだ」との声も上がっている。

最終更新:7月12日(火)7時1分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。