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東芝、ベトナム大手のリテールストアでポイント顧客システムを稼働

BCN 7月12日(火)16時2分配信

 東芝インダストリアルICTソリューション社(錦織弘信社長)は、流通小売業向けソリューションの海外事業展開を開始し、その第一弾としてベトナム大手の携帯電話・デジタル機器リテールストア「FPT Shop」のベトナム国内全店舗(330店)が採用したポイント顧客システムを、7月11日に稼働したと発表した。

 経済成長が著しいASEANのなかで、ベトナムは過去10年のGDP成長率が最も高く、今後のさらなる成長が期待できる市場となっている。しかし、リテール市場では、個人商店を中心とした伝統的な小規模店舗が8割を占めており、今後は企業が運営する小売業態(モダンリテール)の拡大が予測されている。こうしたなか、同社はベトナムICT最大手のFPTグループのグループ企業であるFPT Softwareと、ベトナムのリテール市場向けICTソリューション事業を共同で展開することに合意した。

 その第一弾として、モダンリテールでの顧客関係管理に有効なプログラムとして日本で一般的に普及しているポイント顧客システムをベトナム市場向けに共同開発し、FPTグループのグループ企業であるFPT Digital Retailがベトナム国内で展開している携帯電話・デジタル機器リテールストア「FPT Shop」全店舗に導入し、システムの稼働を開始した。

 今回稼働したシステムは、同社の流通小売統合業務管理ソリューション「RetailArtist」の主要製品であるリアルタイムポイントシステム「PointArtist」をベースに、FPT Softwareと共同開発したベトナム市場向けのポイント顧客システム。日本で培ったマーケティングノウハウを生かし、言語、通貨、商慣習、税制対応などのローカライズを行うことで、ベトナム市場の特性に合わせたポイントサービスの提供を可能にした。

 これによりモダンリテール運営企業は、ベトナムの消費者向けに新しく便利なサービスの提供を通じて、顧客への提供価値の拡大と顧客関係管理の強化を実現できる。また「FPT Shop」を利用する顧客は、店舗やスマートフォン用アプリケーションでの商品購入時にポイントを蓄積したり、利用することができる。スマートフォン用アプリケーションでは、そのほかにもポイントの管理、ゲームでのポイント利用などが可能となる。

 今後同社では、FPT Softwareと、ベトナム国内のモダンリテール運営企業だけでなく、日本をはじめとする流通・小売業のうち、ベトナム市場に進出・展開を行う企業向けにも今回のポイント顧客システムの提案を薦めており、ベトナム国内やその他ASEAN諸国でのICTソリューション事業の拡大を目指す。

最終更新:7月12日(火)16時2分

BCN