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データドック、高規格・省エネの寒冷地DC、新潟・長岡でビッグデータ分析を主なターゲットに

BCN 7月12日(火)18時30分配信

データドック、高規格・省エネの寒冷地DC、新潟・長岡でビッグデータ分析を主なターゲットに

写真左からデータドック宇佐美浩一社長兼CEO、メディックスの水野昌広代表取締役

 データドック(宇佐美浩一社長兼CEO)は、高規格・省エネの長岡データセンター(新潟県)のプロジェクトを本格的にスタートした。長岡データセンター(長岡DC)は、ビッグデータ分析や、広告/マーケティングの解析エンジンなどITリソースを多く必要とする用途を想定しており、大容量の電源と、天然の雪氷や外気を活用した冷却機構を採用しているのが特徴だ。インターネット広告やマーケティングサービスを手がけるメディックス(水野昌広代表取締役)が中心となって2017年10月をめどに竣工、2018年初頭からの本稼働を目指す。

 長岡DCは、ラックあたりの電源を最大で30kVA、1平米あたりの床耐荷重を3トンに設計。従来のデータセンターの多くは、ラックあたり4~6kVA、床耐荷重1~1.5トンであることを考えると、ラックあたりの集積度を大幅に高められるのを特徴としている。同時に、約1万2000立方メートルの「雪氷」を活用することで、IT機器の冷却(空調)に必要な電力コストを年間を通じて大幅に削減。これによってDC全体の電力消費を4割近く削減できる見込み。

 データドックの親会社であるメディックスは、インターネット広告やマーケティング事業を展開する上で、ビッグデータ分析のエンジンを動かすための「高規格・省エネルギーのDCの存在が欠かない」(メディックスの水野昌広代表取締役)と判断し、寒冷地DCに着目。まずは、500ラック規模からスタートし、最終的には2000ラック規模へ拡大していく。ラックあたりの月額料金は、6kVAで16万5000円から。最大同30kVAまで選べる。データドックの宇佐美浩一社長兼CEOは、「ラックあたりの電源が大きくなればなるほど割安感を出していく」と、強みである高集積、大容量電源を前面に打ち出す。

 大容量電源タイプのラックに誘導することで、ラックあたりの集積度を高めるとともに、寒冷地DCならではの省エネ冷却によるコスト削減効果を最大限に引き出す。これによって、多くのITリソース、高い集積度が求められるビッグデータ分析や広告・マーケティング用途のユーザーの獲得につなげていく。DCからの廃熱は併設する「植物工場」で活用することも検討中だ。同社では2020年、21年頃までには期初計画である2000ラック規模へ拡張していく方針を示している。

最終更新:7月13日(水)9時9分

BCN