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沖縄「子授かり伝説」の洞窟 今も参拝絶えず

沖縄タイムス 7/12(火) 14:43配信

 沖縄県今帰仁(なきじん)村今泊の発展と子孫繁栄を祈願する祭祀(さいし)「プトゥキノイッピヤー」が3日、クバの御嶽(うたき)西側中腹にある洞窟で行われた。子宝祈願の拝所として知られており、参拝者らが「子宝に恵まれますように」と祈った。
 祭祀は旧暦5月と9月の各29日に行われる。元区長の仲尾次清治さん(85)は「約1300年前、神話の王統・天孫氏の子としてここで3男2女が産まれた伝説がある。プトゥキは『帯を解く』という意味があり、イッピヤーは岩穴」と説明する。
 洞窟は地域で「クヮナシガマ(子授かりの洞窟)」とも呼ばれる。方言で「浜のウル」と呼ばれるエダサンゴを懐に入れて持ち帰ると子宝に恵まれるとされる。
 参拝に来ていた仲宗根直美さん(75)、玉城久美子さん(58)、古波幸子さん(71)らも線香を手向け手を合わせた。古波さんは「孫がたくさんできるようにお願いした」と話した。区老人会長の親川恵一さん(64)は「私が区長の時はムラで4人の子どもが誕生した。もう5歳になっていますよ」と目を細めた。(玉城学通信員)

最終更新:7/12(火) 14:43

沖縄タイムス