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<リーダーシップの新基準>「違い」を生むリーダーのスピーチとは

まんたんウェブ 7月12日(火)17時53分配信

 リーダーが志やビジョンを伝えるために身に着けたいのがパブリックスピーキングの技術。だが、小手先のテクニックだけでは人々の心をつかむことはできない。スピーチで「違い」を見せるリーダーたちはどこがすごいのか。企業経営者向けにスピーチライティングやトレーニングを手掛けるコムニスの蔭山洋介氏に話を聞いた。【経済界】

 スピーチライターとして原稿を書くとき、リーダーシップを感じさせるスピーチにするには、話し手の動機が何かをつかむことが最も重要だ。経営者の中には、「仕事が三度の飯より好き」という人もいれば、「倒産が怖い」という人もいる。こうした話し手の魂の部分を、どうすれば聞き手に届けられるかを考えるのが自分の仕事だ。話し手もアナウンサーのようにきれいに話す必要はなく、仮にたどたどしい話し方であっても、眼光の鋭さで人を引きつけることもある。話し方教室で学ぶようなことは、二次的要素にすぎない。

 例えば、米国のオバマ大統領は「私たち」を強調する。5月に訪問した広島でのスピーチがまさにそれだ。「人類は敵対してきたが、戦後、友好関係を構築することによって、戦争で獲得し得るものよりも、はるかに多くのものを勝ち取った」というのが演説の趣旨。原爆を落とした側と落とされた側ではなく、「人類」という、より大きな立場を強調している。これは、白人と黒人の混血であるオバマ氏にしか語れない内容と言える。

 米大統領選での共和党の後継指名が確実な実業家のドナルド・トランプ氏の手法は「正しいことと正しくないこと」「無能と有能」「分かるやつと分からないやつ」というように、「分ける」という点に特徴がみられる。例えば自分の演説を聞きに来た聴衆に「政治的には何が正しいか分からないかもしれない。ただ断言できます。今あなたはここにいる。だから正しい」などと言って優越感をくすぐるやり方だ。二項対立をあおるという点では、アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏のスピーチもトランプ氏に近い。

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最終更新:7月12日(火)18時24分

まんたんウェブ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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波のほんの数メートル下で、海洋生物学者であり、ナショナルジオグラフィックのエクスプローラーかつ写真家のデビッド・グルーバーは、素晴らしいものを発見しました。海の薄暗い青い光の中で様々な色の蛍光を発する驚くべき新しい海洋生物たちです。彼と一緒に生体蛍光のサメ、タツノオトシゴ、ウミガメ、その他の海洋生物を探し求める旅に出て、この光る生物たちがどのように私たちの脳への新たな理解を明らかにしたのかを探りましょう。[new]