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稀勢の里197キロつり上げ2連勝 精神面安定で綱とりへ気負いなし

デイリースポーツ 7月12日(火)6時59分配信

 「大相撲名古屋場所・2日目」(11日、愛知県体育館)

 初優勝と綱とりに挑む大関稀勢の里は、新関脇の魁聖を寄り切って2連勝。盤石の左四つから197キロをつり上げる力業で大歓声に応えた。白鵬、鶴竜、日馬富士の3横綱も2連勝。大関陣は豪栄道が初日を出したのの、琴奨菊は小結高安に突き落とされ、2連敗を喫した。

 強いの一言だ。稀勢の里は、力自慢の新関脇を真っ向からねじ伏せた。立ち合いで冷静に受け止めると、得意の左差し。右上手をつかむと197キロの巨漢を宙に浮かせた。

 盤石の寄りで魁聖に9戦全勝。好調ぶりを見せつける2連勝に「良かったです。(つり上げは)重かったですね」と納得顔で振り返った。

 土俵下で浮かべる不敵な笑み。柔和な表情になるほど落ち着き払っている。支度部屋で「綱とりの気負いはないか?」と問われると、右目をつり上げてやはり、ほほ笑んだ。

 朝稽古でも四股を踏みながら笑う。30歳で迎える初めての場所に「体はまだまだ良くなってくる。肉体改造?常にそういう気持ち」と充実感を漂わせた。

 春、夏場所で連続13勝。今場所での横綱昇進は優勝が条件になる。初の賜杯&綱とりへ、名古屋のファンも手拍子とコールで後押しする。「声援はありがたいです」。在位28場所の“最強大関”を卒業する夏はきた。

最終更新:7月12日(火)7時47分

デイリースポーツ