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ホンダ、1モーター式HV全てに展開…重希土類不使用の新モーター

レスポンス 7月12日(火)14時11分配信

ホンダと大同特殊鋼は7月12日、重希土類のレアアースを使わない磁石によるハイブリッド車(HV)用の新モーター技術を発表した。

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今秋に発表する次期『フリード』のHVモデルに初採用する。このフリード向けHVシステムは「i-DCD」という1モーター式で、「フィット」をはじめ、「ヴェゼル」「グレイス」「シャトル」などのHVモデルに採用。同社のHVの9割以上を占める主力パワートレインとなっている。

同日、都内で開いた発表会で、このモーターの開発を担当した本田技術研究所の貝塚正明主任研究員は、「i-DCDについては順次、新モーターを採用していく」との方針を表明した。次期フリードでは、新型磁石の生産量の関係もあって在来磁石を使うモーターとの併用になるものの、段階的に車種展開を図っていく方針だ。

新開発の磁石は、大同特殊の独自技術である熱間加工工法により耐熱性を高めるなどで、実用化された。現在のHV用モーターは耐熱性を高めるため、レアアースのなかで重希土類と呼ばれる「ジスプロシウム」や「テルビウム」を使っている。

ジスプロシウムは9割以上が中国産で占められており、価格や調達の面でリスクが高く、2011年から12年には中国政府の政策で価格が約10倍に高騰したこともあった。新開発のモーターは、そうしたリスクの軽減を図っている。

《レスポンス 池原照雄》

最終更新:7月12日(火)14時11分

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