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金本阪神 狙うは虎版“超メークレジェンド”

東スポWeb 7月12日(火)16時40分配信

 阪神は11日現在、借金12の最下位。首位・広島からは15・5ゲーム差をつけられている。そんな中、東京都内で行われたオーナー会議に出席した総帥・坂井信也オーナー(68)は自虐発言を連発。何とも重苦しいムードだが、チーム全体が諦めてしまったわけではない。金本知憲監督(48)や虎ナインは“ホンマかいな”の「虎版メークレジェンド」達成をもくろんでいるという。

 11日のオーナー会議後、質問が弱り目の自軍に及ぶと坂井オーナーは「タイガース(の自力優勝の可能性)は消滅した」と最下位に沈む苦しい状況に硬い表情を見せた。前半戦で奮闘した選手、頑張りが足りない選手を聞かれると「坂井オーナー」と冗談交じりに即答し、巻き返しへ向け、補強などはしない意向を示したうえで「オーナーが代わることはあるかもしらん」とポツリ。関西人らしい返しとはいえ、自虐的なコメントを連発した。

 8~10日の首位・広島との3連戦で赤っ恥の3連敗を喫し、ゲーム差も15・5と拡大。借金12の最下位という現状に総帥もショックだったのだろうが、金本監督やナインに「絶望感」はまだない。この日(11日)指揮官は甲子園での野手指名練習に休日返上で参加。「この時期、休養はないからね」と2年目・江越らを指導し「相手がどうとか、何位とか関係ない。自分たちの野球をやるだけ!」と改めて逆襲を誓った。それどころか、首脳陣もナインも「虎版メークレジェンド」達成をもくろんでいるという。

 一軍投手陣最年長で2003、05年V戦士の安藤はこう言い放つ。「(阪神の逆転優勝の)可能性はあるよ。こっちは(08年に)13ゲーム差をひっくり返されて(優勝を)逃したことがあるんだから。だからこそ諦めちゃいけない。(あの時は)自分たちに原因があるというより、巨人の放つ気迫、執念がとにかくすごくて、その巨人のプレッシャーが毎試合、毎試合ずっと続いた。今の阪神に足りないモノはその気迫。それを出していけば…」。阪神が08年に喫した「歴史的V逸」。この安藤だけでなく、現役時代の金本監督、矢野作戦兼バッテリーコーチなど首脳陣にも巨人の「メークレジェンド」に屈した当事者は少なくない。その苦い経験があるからこそ、となっているのだ。

 日本プロ野球の歴史で最大の逆転優勝劇は14・5差をひっくり返した1963年の西鉄。今年、阪神が広島との15・5差をひっくり返せば「超メークレジェンド」となり、まさに“ホンマかいな”というべき状況でもあるが…。ファンからも「もう優勝は無理」とゲンナリされている虎。超ミラクルへの挑戦はここから始まる。

最終更新:7月12日(火)17時0分

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