ここから本文です

秋山 3冠戦出撃3つの理由を激白

東スポWeb 7月12日(火)16時40分配信

 全日本プロレスの秋山準(46)が11日、王者・宮原健斗(27)との3冠ヘビー級選手権(23日、福岡・博多スターレーン)にかける思いを激白した。今春には3冠戦線からの完全撤退を模索。それでも“3つの要因”が背中を押し、再び気持ちを駆り立てたという。その一つが11月に控える秋山社長体制になって初のビッグイベントだ。

 横浜市の事務所で行われた会見に王者の宮原と出席した秋山は「(4月の)チャンピオン・カーニバル(CC)で勝ったとはいえ、3冠戦は違った雰囲気がある。まっさらな気持ちで挑みたい」と表情を引き締めた。

 3冠王者として2016年を迎えるも、1月2日の初防衛戦(後楽園)で諏訪魔(39)に敗れて王座から陥落した。その後「最後の出場」と公言して出場した4月のCC前には「シングルのタイトルはもういい。お役御免かな」と3冠戦線からの撤退も考えていたという。そんな秋山の気持ちを再び前に向かせたのは、全日本の“景色”が変わったことだ。

 昨秋に主力選手の大量離脱に見舞われた。アキレス腱完全断裂を負った諏訪魔も長期欠場を余儀なくされる中、2月に史上最年少王者・宮原が誕生。団体をけん引し、観客動員数が目に見える形で伸びてきた。「全日本プロレスが俺を押しているんだ。宮原がいい試合を重ねて、周りの評価が上がっている。その勢いを止めちゃいけないってね」という思いが強くなった。

 さらに7年間、悔やみ続けていた出来事もあった。ノア所属時代の2009年6月14日。今回と同じ博多スターレーンで当時GHCヘビー級王者だった秋山は防衛戦を控えていた。ところが前日に腰椎椎間板ヘルニアを発症し、タイトルを返上。その後は一度も、同地でシングルのタイトル戦を行う機会がなかった。「トップの役割を果たせなくて申し訳ない気持ちがずっとあった」

 しかも14年7月に社長就任以来、初進出する東京・両国国技館でのビッグマッチが11月27日に控える。「ここはレスラーとして欲を出してもいいのかなって。チャンピオンとして上がれるのがいい」と、3冠王者として記念大会のメーンに立とうというのだ。

 王者の進化は感じている。それでも「今回は俺が宮原を踏み台にして、もう一度ベルトを巻きたい。ここまでおいしく育ってくれたんでね」。「欲」を取り戻した秋山の目が鋭さを増してきた。

最終更新:7月12日(火)16時40分

東スポWeb