ここから本文です

FBI合格のインテリ芸人として話題のREINA、“高学歴”がコンプレックスに

オリコン 7月13日(水)8時40分配信

 今年、ブレイク期待の若手芸人として、突如メディアに現れたお笑いコンビ・セクシーチョコレート。結成2年目の駆け出しコンビながらも大注目のワケは、美女と野獣なルックス格差に加え、ツッコミ役でアメリカ出身のREINAの“スゴすぎる経歴”。最終学歴は、世界最難関と言われる米・ハーバード大学の大学院卒。学生時代には、インターンシップでクリントン元大統領の事務所に勤務したり、インターポール(国際刑事警察機構)のテロ対策課に属し、任務としてソマリアの海賊と戦ったり…CIA、FBIの試験にも合格するなど、驚愕の人生を歩んでいるのだ。そんな華麗な経歴がありながら、なぜ芸人の世界に足を踏み入れたのか? 異色コンビの知られざる成り立ちや意外な本音、今後の目標などについて伺った。

【写真】“美女と野獣”なコンビでの2ショット

◆FBI内定後の“トラブル”がターニングポイントに

――14年にコンビを結成したお2人。この上半期は、REINAさんの“すごすぎる経歴”がきっかけでお仕事の幅も広がったと思いますが、上半期を振り返っての手応えや反省点などをお聞かせください。
【REINA】 反省点は腐るほどあります! 私はコメンテーター寄りのお仕事をいただくことが多かったんですが、きちんと情報を伝えながら、芸人として笑いも交えながらというマルチな作業が上手くできなくて…最初は特に苦戦しましたね。夜中の3~4時頃、チーフマネージャーと1時間半ぐらい泣きながら電話をしたこともありました。
【デンジャーD】 僕(の反省点)はコンビでの仕事があまりなかったこと。でも僕、海外ドラマや映画が大好きなんですけど、話題の海外ドラマ『クワンティコ/FBI アカデミーの真実』(無料BSテレビ局・Dlifeで7月16日より放送)のPRといった仕事に携わることができるなど、嬉しいこともありました。

――『クワンティコ~』は、FBI捜査官の卵たちが集まる研修施設を舞台にした、息もつかせぬサスペンスドラマ。REINAさんはFBIの合格経験もありますが、ご自身が知っている情報とドラマとを比べて、リアルな部分も多いですか?
【REINA】 体を鍛えるトレーニングの様子やモックアップルームを使った捜査の訓練だったり、FBIの方が誇りを持って銃を所持しているという心境だったり、70%くらいは現実に近いんじゃないかと思いますね。FBIと聞くとあまり親近感が湧かないと思いますが、研修施設ということで学校みたいな雰囲気もあって、(この作品は)シリアスさだけじゃなく登場人物たちの人間模様も楽しめると思います。

――そもそも、すごい経歴を持つREINAさんが芸人になろうと思ったきっかけは?
【REINA】 私は昔から、世界政治や安全を守るための活動にとても興味があって、アメリカでは実際にそういった勉強や活動をしていました。ですがFBIに内定した後、FBIが念のために私を嘘発見器でテストをしたとき、なぜか私が嘘をついているという風に判定されてしまって。その瞬間、「私は自分を犠牲にしすぎているんじゃないか?」と、正義感や愛国心などの“スイッチ”が一気にオフになってしまったんです。

――そこから自分のための人生を歩む決意をしたと。
【REINA】 その翌日、ヤンキー・スタジアムにニューヨーク・ヤンキースの試合を観に行ったんです。すると外野席にイチロー選手がいらっしゃって、その時思いました。「私は世界を変える著名人の方々と、ファンとしてではなく同じステージに立ちたい」と。何か大きいことをやりたくて、それができるのはエンターテインメントの世界ではないかと。ソーシャルメディアが進んでいく中で、エンタメは絶対にすごい力になるとも考えていました。

◆“プロポーズ”がきっかけでコンビを結成!?

――でも数あるエンタメジャンルの中から、なぜ芸人の道へ?
【REINA】 2年前に日本に来て、ジャーナリストやメディア関係を含めてエンタメの仕事を探しました。ですが私は日本の教育を受けていませんし、そういった仕事は日本の一般教養がないと難しい。そんな折、現在所属しているワタナベエンターテインメントのホームページに、お笑いとタレントのスクールがあるのを見つけまして。面談したところ教務の方にお笑いを勧められ、そのままスクールに入りました。
【デンジャーD】 僕も同じスクールに入っていて、そこで相方をスカウトしたんです。
【REINA】 何度も断りましたけどね。でも、だいぶしつこくて(笑)。当時、私は違う人とコンビを組んでいたんです。スクールに40歳くらいの政治好きの男性がいらして、政治つながりでコンビを組んで。デンジャーと組むことになったのは正直…消去法です(笑)

――消去法!?
【デンジャーD】 当時、その40歳の男性にプロポーズされたらしいんですよ。「日本には夫婦漫才というものがあってね。一緒に夫婦漫才をやりましょう」って(笑)

◆“高学歴”と言われるのが何よりも嫌い

――REINAさんは“高学歴芸人”と紹介されることが多いですが、何か思うことはありますか?
【REINA】 すごくコンプレックスがありますね! 私“高学歴”と言われるのが何よりも嫌いなんです! だって、高学歴とその人の人間性って何か関連がありますか? 先日、慶応大卒で“インテリ芸人”とも呼ばれる、ふかわりょうさんと共演したのですが、彼もまったく私と同意見で2人して盛り上がりました(笑)。カテゴリーやラベルや枠組みよりも、私はREINAという人間を見てほしいんです。

――今さらですが…REINAさんの経歴って、すべて本物ですよね?(笑)
【REINA】 もちろん! すべての証明を今からお送りすることも可能ですよ!

――失礼しました。この上半期、ショーンKさんの経歴詐称問題が話題になったのでつい(笑)。この問題に関して何か思うことはありますか?
【REINA】 あの問題に関しては、私はそんなに大騒ぎしなくてもいいんじゃないかな?と思ってしまいました。嘘をつくのはもちろん悪いこと。ですが、例えハーバード大卒じゃなかったにせよ、彼の知識や経験に裏打ちされた言葉が受け入れられていたわけですし。

◆いつかアポロ・シアターでコメディや漫才ができたら

――経歴で言えば、REINAさんは芸人とはほかに、グローバルな人材育成をミッションにしたベンチャー企業の役員もされています。芸人と2足のわらじを履いていることについて、デンジャーさんはどう思いますか?
【デンジャーD】 僕は賛成です。極めればテレビに出るチャンスが生まれるとも思っていますし、いろいろな経験をして知識を増やしていくことはいいことだと思います。
【REINA】 私がゴールとして設定していることのひとつに、「日本のお笑いを世界に知らしめたい」というのがあります。世界の人は本当に日本のお笑い文化を知らない。一時期、欧米で日本のバラエティ番組が流行したことがあるあったのですが、例えば漫才やコントがあってとか、その根本的な部分はあまり知られていないんです。だから私は、日本独自の素敵なお笑い文化を、世界の人々に教えてあげたい。そういった目的がある中で、現在会社で行っていることは、日本のお笑いのPR活動につながるかもしれませんし、相乗効果があるんじゃないかなって。デビューしたばかりで「芸人として本気なの?」と思われるかもしれませんが、私はどちらも全力。うまく利用して、どちらの目的も達成したいですね。

――つまり将来の夢はズバリ、世界進出?
【REINA】 日本だけでなく、いろんな人が面白いと思えるような新しいことができたらと思いますね。いつかニューヨークのアポロ・シアターなどで、日本のコメディや漫才ができたらいいですね。

(文:衣輪晋一)

最終更新:7月13日(水)23時44分

オリコン