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1人区で与党11敗 争点の象徴県で失地

日本農業新聞 7月12日(火)12時30分配信

 第24回参院選は11日、全121議席が確定した。自民・公明の与党が大勝したが、焦点だった全国に32ある1人区は、11選挙区で与党が野党統一候補に敗北した。農村部を多く抱える選挙区で、TPPや米政策の見直しなど構造改革を加速させる安倍農政への不満が浮き彫りになった。民主党政権下で行われた2010年の参院選で、自公が大勝した1人区21勝8敗にも届かなかった。

 自民党は56議席、公明党は14議席に伸ばし、与党で改選過半数(61議席)を上回った。安倍晋三首相(自民党総裁)が目指す憲法改正に賛同する改憲勢力は計77議席を獲得。非改選議席と合わせ165議席となり、国会発議に必要な全議席の3分の2(162議席)を超えた。

 1人区では与党の苦戦も目立った。3年前の前回参院選では、1人区の全31選挙区のうち、負けたのは岩手と沖縄の2選挙区だけという圧勝だったが、今回は全32選挙区のうち11選挙区で敗北。特に東北地方では、1人区の全6県のうち、与党が勝利したのは秋田だけだった。復興と原発問題が問われた福島と、辺野古への米軍基地移設が争点になった沖縄ではともに現職閣僚が苦杯をなめた。

 甲信越地方でも、3県全てで野党統一候補が競り勝ち、長野では農林水産委員長が落選の憂き目を見た。また、政府が進める指定生乳生産者団体制度の見直しも争点となった酪農地帯の北海道(3人区)では、民進党が2議席を獲得し、与党に勝ち越した。

日本農業新聞

最終更新:7月12日(火)12時30分

日本農業新聞

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