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4億1190万枚の顔写真データにアクセスするFBI

THE ZERO/ONE 7/12(火) 10:22配信

我々がテクノロジーについて話す際、プライバシーとセキュリティはしばしば対立する概念である。

顔認証システムの例について考えてみよう。この技術はセキュリティ上の理由から様々な背景で使用されるだろう。しかし、ユーザーのプライバシーに関する深刻な懸念が生じることがよくある。

FBIの Next Generation Identification(NGI)顔認証システムの例を考えてみよう。これは当初、7000万枚の写真にアクセスしたと推測されていた。しかし、FBIが4億1190万人のアメリカ人や外国人の写真にアクセスしていたということを米国会計検査院(GAO:Government Accountability Office)が見つけ出した。

米国の法執行機関が犯罪記録のない個人の写真にアクセスしたというのは気掛かりである。

GAOによると、FBIの顔分析・比較・評価サービス(Facial Analysis, Comparison, and Evaluation Services: FACE )は様々な情報ソースからの非常に大量のデータにアクセスしているようだ。情報ソースのリストには、市民や犯罪者約3000万人の顔写真があるFBIのNext Generation Identification (NGI)顔認証データベースや国防総省の生体認証のデータベース、国務省のビザ・パスポートのデータベース、そして16以上の州の運転免許証のデータベースが含まれていた。これらの情報ソース全ての写真の数を足し合わせると4億1190万枚になる。「合計で4億1190万枚という前代未聞の数の写真の大部分は、犯罪には関係のないアメリカ人や外国人である」と非営利組織EFFは主張する。

EFFは、FBIは「捜査上の指標」が無実な人々の写真を含んでいないかを確かめるための取り組みを十分に行っていないと指摘している。FBIはNGIの顔認証機能の正確性を確認するために必要なテストはまだ実施していない。
プライバシーの専門家によると、幸いなことにFACEは一般の人による検索はできないということだ。

GAOのレポートにはFBIが使用する顔認証システムの多数の詳細が含まれている。FBIは大規模な顔認証機能を作り上げ公に運用するに際して、プライバシー面の影響についての証拠を示していない。この文書は、FBIのこのやり方に対して批判的である。

GAOのレポートを読むことをお勧めする。
 
翻訳:編集部
原文:FBI has a facial recognition system that can access 411 million photosl
※本記事は『SecurityAffairs』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したものです。

SecurityAffairs

最終更新:7/12(火) 10:22

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