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英航空ショー開幕、ボーイングは長期需要予測を4%引き上げ

ニュースイッチ 7月12日(火)6時51分配信

MRJは欧州企業から初の受注獲得へ。総数は447機に

 【英ファンボロー=戸村智幸】世界最大規模の航空宇宙産業展「ファンボロー国際航空ショー」が11日、英ロンドン郊外のファンボロー空港で開幕した。同規模の「パリ国際航空ショー」との隔年開催で、米ボーイングなどの航空機大手や、国産小型ジェット旅客機「MRJ」を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)が出展し、航空会社との商談に臨む。

 会期中は航空機大手による大型受注が発表されるほか、最新機の飛行展示などのイベントが実施される。日本企業では、日本航空宇宙工業会(SJAC)に加盟する大手9社が出展するほか、石川県と広島県の中小企業がそれぞれ県の組織と共同出展する。商談者向け期間は11―14日。16―17日は一般来場者向けとなる。

<今後20年で民間航空機需要600兆円>

 米ボーイングは11日、今後20年間(2016―35年)の民間航空機の新型機需要が15―34年予測を4・1%上回る3万9620機になるとの見通しを発表した。金額ベースでは同5・4%増の5兆9000億ドル(約600兆円)を見込む。格安航空会社(LCC)と新興国の航空会社向けに単通路機(座席数90―230)の需要が引き続き伸びることが寄与する。

 同日開幕した航空宇宙産業展「ファンボロー国際航空ショー」で発表した。ランディ・ティンゼス民間航空機部門マーケティング担当バイスプレジデントは「中国などアジアの航空機輸送量は20年間で(年平均)6%増える」とアジア地域が民間航空機市場をけん引するとの見方を示した。

 需要全体のうち、単通路機は2万8140機と7割を占める。地域別では中国を含むアジア太平洋地域が1万5130機と最多となっている。

<解説>
 伝統の「ファンボロー航空ショー」が開幕した。三菱航空機もショー初日、スウェーデンのリース会社から国産小型ジェット旅客機「MRJ」を20機新規受注することで基本合意したと発表。これでMRJの受注総数は447機になり、着実に積み増している。欧州企業からの受注は初めてで、今後、欧州向けの納入に向け型式証明の取得や、カスタマーサポートの体制整備が新たな取り組みとして必要になってくる。

最終更新:7月12日(火)6時51分

ニュースイッチ