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若きチーム、「志」つなぐ全国1勝。改革進むJR九州サンダース。

ラグビーリパブリック(ラグビーマガジン) 7/12(火) 8:02配信

 今は各駅停車かもしれない。だが、レールは必ず、目的地へとつながっている。
 トップリーグ(TL)下部のトップキュウシュウ所属、JR九州サンダース。昨季は同リーグ8チーム中5位だった。「一気の強化は無理でも、一つずつ結果を出していきたい」。そう話す表建二(おもて・けんじ)監督のもと、チームの改革が、少しずつ進んでいる。
 今季は例年より3か月以上も早い昨年末に新チーム結成。4月の7人制九州大会を経て、全国大会を最初の目標にした。狙い通り、九州を勝ち抜いてジャパンセブンズ初出場を決めたが、その準備を進める中で、熊本・大分の震災が起こった。
 クラブの活動自体に制限はなかったが、会社の性質上、災害が起これば職場が忙しくなるのは当然。部員の中には、実家が倒壊した熊本県出身者もいた。

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 ラグビー部として熊本県益城町へ。瓦礫の撤去などボランティア活動を展開した。被災者の前向きで明るい振る舞いが、同じ九州人として誇らしく、逆に励まされた気がした。「元気に!九州」。大会に向けて新調したジャージーの袖には、会社が掲げる合言葉を刻んだ。
 そして6月10日、ジャパンセブンズ本大会。15人制でも主軸になるメンバーで臨み、予選から3連敗で迎えたボウルトーナメント最終戦、釜石シーウェイブスに36-14で快勝した。初めてともいえる全国の舞台での1勝だ。「まず素直に喜んで、またすぐに次の目標設定を」と監督は言った。そんな「一つずつ」の達成を重ねた先には、トップチャレンジ進出と初勝利、まだ遠いTL参戦への「志」がある。
 
 日本人ばかり36選手の勤務地は、福岡県内の各駅などに散らばる。駅員さん、車掌さんとして、宿直勤務に組み込まれることも。週2回の夜間練習に、半数以下しか集まれないことも多い。創部は1931年と古いが、2011年のトップチャレンジ進出(0勝2敗)が最高成績。経験豊富な九州電力、マツダなどを軸に、リーグ内での争いは激しい。情熱が結果に直結しないもどかしさは、サンダースの伝統にも思えた。

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最終更新:7/12(火) 8:02

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