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世界のテロ事件で何度も死んでいる謎の男

ギズモード・ジャパン 7月12日(火)11時50分配信

この顔、見覚えありますか?

この写真の男性、世界中で次々と起こるテロに巻き込まれ、なぜか少なくとも3回は死んでしまった被害者と言われている人物なんです。

6月のエジプト航空の事故、フロリダのナイトクラブで起こった銃乱射事件、イスタンブールの空港で起こった爆破テロ。彼はすべての被害者としてソーシャルメディアに登場しています。他にも、メキシコで警察がデモの群衆に向かって発砲した事件の被害者としても。

さらにこの男性、フロリダ銃乱射事件のときにはNew York Timesの動画(男性の写真は削除済み)にも登場していたんです。全部その場に居合わせているとは思えませんし、毎回死亡した被害者としてあがってきているのでデマとしか考えられない…ということで、国際ニュースチャンネルFrance24が調査。彼がいったい誰で、どうして何度もソーシャルメディアに被害者として登場するのかを明らかにしました。

この謎の男性、どうも詐欺師的な悪さをしていたようで、この男性の被害者たちが復讐というか仕返しのため、この男性の顔を世界中に知らしめるべくテロ事件などの死亡者としてソーシャルメディアに出していたということらしいのです。ソーシャルメディアでこの男性の写真をアップしている人たちはみな揃って「この男性にお金を取られた」というような話をしていて、少額からだいたい10万円くらいまでの額みたいですが、詐欺を受けた人の1人は、「私たちの目的はこの男の評判をぶち壊しにすることだよ。この顔を世界中に見てほしいのさ」と語っているそうです。

France24は、この写真の男性とのコンタクトに成功。本名は非公開ということですが、現在はメキシコにいると判明。そして訴訟手続き中とのこと。「誰かがいたずらで私の写真をそこら中にばらまいたんだ」と語っています。そして、この男性はBBCやNew York Timesなどのメディアに自分の写真を削除するようにお願いしたそうですが、メディアからは「なんの返答もないよ」とのこと。

こういったサイバー・ハラスメントに対する法律はどの国もまだ初期段階なので、訴えることはなかなか難しいのかもしれません。それにしても、事件の死亡被害者としてメディアにあげることで精神的苦痛を与えるっていう復讐方法って、ネットの時代ならではですね。

image: @sidaxmejicano/Twitter, France24
source: France24
George Dvorsky - Gizmodo US[原文]
(リョウコ)

最終更新:7月12日(火)11時50分

ギズモード・ジャパン