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若山牧水像 盗まれる 中之条・暮坂峠 吾妻署が捜査

上毛新聞 7月12日(火)6時0分配信

 群馬県中之条町入山の暮坂峠に設置された、高さ約120センチ、幅60センチの若山牧水の銅像が盗まれていたことが11日、分かった。牧水詩碑保存会(町田庄一郎会長)から被害届を受理した吾妻署が窃盗事件として調べている。

◎一体誰が…保存会「がっかり」

 10日午前11時ごろ、近くの飲食店経営者から「銅像がなくなっている」と六合支所に連絡があった。同支所の通報で駆けつけた署員が確認したところ、刃物とみられる道具で足首付近が切断され、足首から上がなくなっていた。

 像を所有する保存会によると、1957年に高さ290センチの詩碑の上にコンクリート製の像が建てられ、87年にブロンズ像に建て替えられた。像の前で毎年10月に開かれる「牧水まつり」には全国から牧水ファンが集い、地域のシンボルになっていた。これまでいたずらなどの被害に遭ったことはなかったという。

 父の故・浩蔵さんから会長職を引き継いだ町田さんは「心ないことをされてがっかり。見つからなければ再建も検討したい」と話している。

 飲食店経営者によると、9日午後4時半時点で像に異常はなかった。同署は9日夜から10日朝にかけて何者かが盗んだとみて、周辺に設置された防犯カメラの映像解析などを進めている。

最終更新:7月12日(火)6時0分

上毛新聞