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安全に育った日本の高校生、積極性などが低い?

ベネッセ 教育情報サイト 7月12日(火)16時0分配信

国立青少年教育振興機構が実施した高校生の国際比較調査で、日本の高校生は「立ち入り禁止」の場所に入らないなど安全に関する意識が高い一方、積極性や危険時に冷静さを保つ意識などが低いことがわかりました。同機構は、日本の高校生の体験活動の少なさが原因の一つと指摘しています。

「ルールを守ること」の意識は高い

調査は2015(平成27)年9~12月、日本・米国・中国・韓国の4か国の高校生を対象に実施し、約7,800人から回答を得ました。

安全に関して、「海や山などでは、『立入禁止』のところに入らないようにする」は日本83.5%、米国35.8%、中国76.4%、韓国72.4%、「監視員のいない海浜や湖畔などでは泳がないようにする」は日本67.1%、米国12.9%、中国58.8%、韓国53.7%、「歩きながらや自転車に乗りながら、スマートフォンや携帯電話等を使用しないようにする」は日本43.1%、米国20.7%、中国39.0%、韓国22.8%、「道路を横断する時には、信号を守るようにする」は日本74.4%、米国47.4%、中国79.8%、韓国56.9%、「車に乗った時には、シートベルトを着用するようにする」は日本58.0%、米国72.7%、中国43.3%、韓国41.9%などで、一部を除いて日本の高校生が最も多くなっています。

その一方で、「インターホンが鳴ったり、玄関のドアをノックされたら、相手を確認してからドアを開けるようにする」では日本65.3%、米国64.5%、中国69.1%、韓国75.6%、「映画館や旅館などの施設では、非常口を確認するようにする」では日本8.5%、米国22.7%、中国22.4%、韓国22.2%、「外出する時には、行き先などを親に伝えるようにする」では日本57.2%、米国59.0%、中国68.8%、韓国59.9%など、自分自身の判断で危険を回避したり、身を守ったりするような行為について、他の3か国に比べて割合が低い項目が見られます。どうやら、日本の高校生の安全意識は、ルールや規則を守るということと大きく関係しているようです。

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最終更新:7月12日(火)16時0分

ベネッセ 教育情報サイト