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21歳の求道者 DeNA・関根大気の飽くなき向上心

ベースボールキング 7/12(火) 17:00配信

野球漬けの日々

 午後8時半過ぎにはゲームセットを迎えた7月5日のヤクルト戦終了後、帰り支度を整えた関根大気が駐車場に姿を現したのは、時計の針がきっかり深夜12時を指したときだった。バッティング練習、食事、半身浴を済ませ、あとは寮に帰って寝るだけだという。

 文字通り“野球漬け”の生活を送っている関根は、4-0でDeNAが勝利したこの試合、7回に代走で途中出場した。2点リードの8回には1死一、三塁の好機で打席に立った。そして一塁走者が盗塁を決めて二、三塁となったところでスクイズを敢行すると、相手守備のミスも絡んで2点が転がり込む。荒れ球の投手のボールを一発できっちり転がしたこと、9回には3番から始まる強力ヤクルト打線の攻撃が控えていたことを考えると、極めて価値のある2ランスクイズとなった。



「一、三塁という状況で、(スクイズも含めて)いろいろな可能性を考えて打席に入ることができました。9回を2点差で迎えるか、4点差で迎えるかで守る側の気持ちは全然違う。普段、あんまり貢献できていないので、貢献できてよかったなと思います」

 普段、あんまり貢献できていない――そう語るとおり、関根の出場機会は限られているのが現状だ。

熾烈な競争

 オープン戦で右肩を脱臼して出遅れた今シーズン、4月30日に復帰を果たしてから7試合連続で1番打者としてスタメンに起用された。しかし、筒香嘉智と梶谷隆幸という絶対的なレギュラーが存在する外野に残された枠は1つだけ。決してスランプに陥ったわけではなかったが、激しい競争から打撃好調の桑原将志が抜け出す格好となり、関根の出番は徐々に減少していった。

 関根は努めて冷静に言う。
「結果を残せていない自分がつくり出してしまった今の立場なので。自分のやるべきことはちゃんとやって、毎日を過ごして、試合に臨む。その中で結果が残れば、またスタートで使ってもらえるかもしれないし、そのまま結果を残せなければ二軍へ行く。ただそれだけです」

 不満を一言も口にせず、矛先を自身に突きつけるところが関根らしい。そして、そうした姿勢こそが向上心の源となっている。

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最終更新:8/25(木) 16:42

ベースボールキング

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