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48年ぶりに村長選挙 飛び地の北山村

紀伊民報 7月12日(火)17時25分配信

 任期満了に伴う和歌山県北山村長選が12日に告示され、遊戯用自転車製造販売会社社長の阪上博行候補(66)=無所属=と、前村議で飲食店経営の山口賢二候補(66)=無所属=が立候補した。村長選が選挙戦となるのは1968年以来48年ぶり。17日の投開票に向けて5日間の舌戦が始まった。

 阪上候補は同村下尾井にある「おくとろ公園」で第一声をした後、村内各地で街頭演説。「無投票当選を阻止するために出馬した。村民の意見が通る村政にする」などと訴えた。公約として、村長の報酬50%と退職金のカット、村長室を廃止し役場1階に席を設けること、産業の育成、観光振興、定住対策の強化、防災対策などを掲げている。

 山口候補は同村大沼に設けた選挙事務所前で支持者ら約50人が参加して出陣式。山口候補は「歴代村長のように安心できるような行政を行っていきたい」と強調。観光や産業振興、奥瀞道路の早期完成などに取り組むと訴えた。応援に駆け付けた奥田貢村長(74)は移住者である相手候補を念頭に置いたのか「北山のことは村で生まれ育った人がしっかりとやるのが基本」と演説した。

 村によると、村人口は6月末現在で452人。ほぼ半世紀ぶりの選挙戦であり、多くの村民が初めて村長選を経験することになる。

 70代の女性は「これからの北山村のことを考えるために、選挙になることはいいことだと思う」、別の70代の女性も「高齢化が進む村の活性化についての議論が聞きたい」と話した。

 11日現在の選挙人名簿登録者数は412(男187、女225)人。



■村長選立候補者 上から届け出順

氏名・投票日現在の満年齢・党派の順



さかうえ ひろゆき

阪上 博行 66 無新

 遊戯用自転車製造販売会社社長(自転車メーカー、農機メーカー勤務)大阪工業技術専門学校卒、北山村大沼



やまぐち けんじ

山口 賢二 66 無新

 飲食店経営(北山村議、村ふるさと振興公社おくとろ温泉支配人、村職員)新宮高校卒、北山村大沼

最終更新:7月12日(火)17時25分

紀伊民報