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子だくさん“ママウンサー”岡本安代さん「褒めすぎは逆効果。叱ってほしいタイプも」

M-ON!Press(エムオンプレス) 7月13日(水)17時6分配信

5人を子育て中の“ママウンサー”として話題の岡本安代さん。今回は、きょうだいが多いことの良さ、子育てで大切にしていることを伺いました。<第2回>

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■子どもに言われてうれしかった言葉は「きょうだいが多いのが一番のプレゼント」
毎朝7時に家族全員が集まって全員の意思疎通をはかる“朝の会”など、独特の子育てルールが注目を集める“子だくさんママウンサー”こと、フリーアナウンサーの岡本安代さん。インタビュー第2回目となる今回は、きょうだいが多いことのよさ、子育てをするうえで大切にしていることをうかがいました。

――きょうだいが多いことの良さはどんなことですか?

「いっぱいありますよ。助け合うこと、話し合うこと、私が気づかないことでもきょうだい同士で見てくれていること。知らないところで何かあっても、他のきょうだいが教えてくれます。 それと、他者を思いやれる人間に育ってくれているように感じています。きょうだいのうち1人とローテーションでデートをする習慣があるんですが、そのときに食事をしたら『自分だけでは悪いから』と、他のきょうだいにお土産を買ったり、自分だけ欲しがったら不平等だから誕生日まで我慢したりとか、常に自分じゃなくて他の4人のことを考えています。他の4人の目が光っているから、自分だけいい思いはできないっていうのもあるんでしょうけど(笑)。」

――他人を思いやれる心が小さい頃から身についているんですね。

「そうですね。だだをこねたとしても、『わがままで望みを叶えたとしても、他のきょうだいは幸せかな?』って聞くと『そうだ、アンハッピーだ。だからわがまま止める』ってなるんです。 自ずとそう思っているから、それはきょうだいが多くて良かったことですね。」

――考える力もついているんですね。

「きょうだいが多いと、単純に食べる量が少なくなったり、ママが下の子に取られる時間が長くなるじゃないですか。 だからきょうだいが増えるときに、長女・長男に『不自由な思いさせてごめんね』って謝ったことがあるんです。そうしたら長男が『きょうだいが多くて、それが一番のプレゼントです。お留守番があっても寂しくないし、何かあったら聞いてくれる人がいるし』って言われて、それが一番うれしかったですね」

■主人の「世の中は雑菌だらけ」の一言で子育ての意識が変わった
――子育てで悩むことはありますか?

「悩みの連続ですよ!子育ては正解もないし、しかも思春期に差しかかった上の子たちは、まさに今、精神の成長期なんですよ。どう距離を取ればいいのか、やいのやいの言ったらうるさいんだろうな、とか」

――育児の悩みはどなたに相談しますか?

「相談というより、まずは夫に話をします。 それから、仕事柄インタビューする立場なので、精神科医や小児科の先生にアドバイスはもらいます。子どもの思考回路とか、学術的な話をしてもらってアップデートする感じですね。それを踏まえて、悩むよりいろんなボールを子どもに投げてみます。この言い方はデッドボールだったな、とか。探りながらいろんな球種を投げています。

写真は1999年、初めてご主人の故郷である長野に連れて行ってもらった時。ご主人28歳、安代さん24歳。

――ご主人と子育て方針でぶつかることはありますか?

「ぶつかることはあまりないですね。主人はおおらかで、あんまり細かく言わないんです。ただ、長女が産まれた時、最初の子どもだったこともあって、当時私はできる限りの環境を整えたいと思っていたんですね。そうしたら夫に『一歩外に出たらさ、世の中は雑菌だらけ。まずはその雑菌に耐えうる体力をつけるのが大切じゃないか』って。確かに最初から除菌ばかりだと、病気にかかりやすくなりますよね。要はビニールハウスのような環境で育てようとしていた私に対して、主人は露地栽培が強く育つと、たった一言だけど、私にとって大切な一言を言ってくれました」

――言葉は少ないかもしれないですが、それは子育ての芯の部分ですもんね。

「大きな一言でしたね。だから今は、ただ生きる力を身につけてほしい。子どもには自立してほしい、というごくシンプルなものになりました」

■「ダメ!」と言わず、先回りせず、本人のやる気を伸ばす子育てを
――本の中には24の子育てのルールがありました。新米ママにオススメしたいルールはありますか?

「『子どもが“やりたい”と言ったその日がデビュー記念日』じゃないですかね。やりたい気持ちを尊重させるんです。
うちは3歳で幼稚園に入れていますが、基本的に翌日の準備は自分でさせます。最終チェックはしますけど、準備はおまかせです。親にやってもらい慣れていると、自分で準備ができなくなって翌日の準備に緊張感がなくなるんですよ。本人のやる気を逃さないのが大事じゃないかと思っています。
赤ちゃんのうちは褒めた方がいいけれど、ある程度大きくなってからの褒めすぎは逆効果。褒めるのが日常化して、不必要に褒めるのはあまり得策ではないと思います。
褒めるのは人によるんですよね。うちの長女・長男でさえ違いますもん。長男は褒められるとうれしいけど、長女をあまりに褒めると『私はこの程度しかできないわけじゃない!もっとできるのに』って。叱ってもらった方がまだ自分に期待してくれている!とよろこぶタイプなんです」

――武士みたいですね。

「私が軽い気持ちで『今日、宿題終わったんだ。偉いね』なんて言おうものなら『え?偉い?そんなことないです』って言う(笑)。叱ると『叱ってくれてありがとうございます。まだ私を諦めていないんですね』って考えるタイプなんです。子どもは五人五様ですから、かける言葉もそれぞれ違いますね」

――きょうだい全員がしっかりしていますよね。やはりお母さんがしっかりしているからでしょうか。

「私は適当です(笑)。自分が過保護に育てられていないので、過保護・過干渉ではなく、放任しすぎないことを目指したいな、と。自由の中に規律がある子育てが目標ですね」<第3回へつづく>

<岡本安代>
1977年鹿児島県生まれ。1999年に鹿児島読売テレビにアナウンサーとして入社し、現在はフリーアナウンサーとして活躍。
2001年、局アナ時代の先輩であった岡本善久アナウンサーと結婚し、同年秋に第一子を出産。以降10年で5人の子どもを授かる。
TV番組『人生が変わる1分間の深イイ話』出演をきっかけに、独自の子育てルールや熱血キャラが話題に。
オフィシャルブログ『走り続ける岡本家。~全力で今を生きる~』

『「大変だ」と言わずに笑おう!岡本家、家族の約束。』
双葉社¥1,300(税別)

日本テレビ系列『人生が変わる1分間の深イイ話』で話題の自称“日本一の子だくさんアナウンサー”岡本安代ママ率いる岡本家が、ついに書籍化!
5人の子育てに家事に仕事に……目が回るほどの忙しさのなか、笑顔を絶やさず、前向きにパワフルに駆け抜ける秘訣は、かなり個性的な“岡本家オリジナルの家族ルール”にあった!?第一章では『子育て・夫婦ルール37』を公開! さらに第二章では『幼少期のいじめ』『マタニティブルー』『最愛の弟との別れ』など、安代さんの知られざる波瀾万丈の半生も紹介。

最終更新:7月13日(水)17時6分

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