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AV出演強要、ユーチューバーの過去 「音楽デビュー信じた自分」

withnews 7月14日(木)7時0分配信

 若い女性がアダルトビデオ(AV)に無理に出演させられる経緯には、夢をかなえたい気持ちを巧みに利用される場合も少なくない。動画投稿サイト「ユーチューブ」を活動の主舞台とするユーチューバーのくるみんアロマさん(26)は、所属した事務所の「音楽デビューさせるよ」という言葉を信じた。雑誌でのヌード撮影からAV出演に至るまで、「だまされた」と過去を振り返った。(朝日新聞経済部記者・高野真吾、林美子)

【画像】実際の手口を元にした性被害啓発マンガ 「下着姿は水着と変わらないじゃん」

「人生は1度きり。夢をかなえたい」

 「グラビアをできる人を探しているんだけど」

 大学4年生だった2012年夏、東京・新宿を歩いている時に、スカウトの男性から声を掛けられた。「あなたはきれいだから、すぐにデビューできるんじゃないかな」

 最初は警戒していたが、男がしつこかったこともあり、喫茶店で話だけは聞くことにした。グラビアに興味はなかったが、高校時代にバンドサークルに所属しており、音楽活動を本格的にやりたいという夢は大学生になっても持っていた。専門はドラムだが、高校の文化祭ではボーカルを担当したこともあった。

 男性は40代で、グラビアの勧誘だけでなく、音楽の話にも興味を示してくれた。就職活動を終えて、すでに一般企業からの内定を得ていた。それでも「人生は1度きり。夢をかなえたい」と考えて、都心の芸能事務所を紹介してもらうことにした。

「まずは名前を広げよう。音楽はそれから」

 1週間ほどして、そのスカウトと共に事務所に足を運び、「社長」を名乗る中年男性と会った。笑顔で出迎えた男性の第一印象は、「いい人そうだな」。

 「グラビアから入って、まずは名前を広げよう。音楽はそれから本格的にやればいいよ」。自分で歌詞を書いていることを伝えると、「どんどん持ってきて見せて」。話しやすくて、前向きに自分を押してくれる雰囲気があった。事務所に所属する契約書にサインをした。

 秋ごろに、雑誌のグラビアの仕事が回ってきた。水着での撮影だと聞いた。「社長」と一緒に出版社に面接に向かった。売り込みの時、「社長」が放った一言に耳を疑った。「この子は、ヌードもやります」。全く聞いていなかったが、「雑誌の担当者に気に入られたい」という思いが先に立った。

 「社長」は「時代は変わった。先に脱ぐのが売れる方法なんだ」と繰り返し説明した。ヌードなどの動画を含むイメージDVDの企画も進んだ。同時に撮影した写真と動画は、それぞれ3月と6月に世に出た。

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最終更新:7月14日(木)10時31分

withnews

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