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馬祖の観光名物「青い涙」 海洋大、発光の“謎”解明に一歩前進/台湾

中央社フォーカス台湾 7月13日(水)11時57分配信

(基隆 13日 中央社)離島・馬祖では毎年4月から10月にかけて、海面が青色に光輝く幻想的な光景、通称「青い涙」が出現する。これまでその理由ははっきりとは解明されていなかったが、台湾海洋大学(基隆市)の研究チームは11日までに、海洋性プランクトンの「ヤコウチュウ」が主要発光生物の一つだとする研究結果を発表した。

同大海洋センターの蒋国平主任を中心とする研究チームは今年4月から、同現象がよく見られる水域で水を採取。実験を進めていた。

ヤコウチュウは単細胞藻類、渦鞭毛藻の一種。同センターの蔡昇芳助手研究員によると、ヤコウチュウの発光源は1匹あたり約1万個あり、発光源1つの大きさは0.5~1.5マイクロメートル。1つの光源は約10万個の光子を放出し、刺激を受けた後、発光は80ミリ秒続く。そのため蔡氏は、写真で見られるような青い海を長期的に作り出す働きはないと強調する。

同大の張清風学長によれば、同大海洋センターは今後、教育部から5年で500万台湾元(約1620万円)の予算を受け、馬祖の海域海洋生態に関する全体的な調査プロジェクトを進めていく。張学長は、青い涙の謎を解明できればと意欲を示した。

(王朝ギョク/編集:名切千絵)

最終更新:7月13日(水)11時57分

中央社フォーカス台湾