ここから本文です

蒼井優、オダギリジョーとの再共演は「地獄のような時間」!?

cinemacafe.net 7月13日(水)13時21分配信

オダギリジョーを主演に、蒼井優、松田翔太、満島真之介、優香、北村有起哉ら実力派キャストたちで描く、孤高の作家・佐藤泰志原作の函館三部作最終章『オーバー・フェンス』。7月12日(火)、佐藤氏の故郷であり、本作のロケ地である函館にて最速完成披露上映会が開催、舞台挨拶にオダギリさん、満島さんと山下敦弘監督が登壇し、急遽参加することになった蒼井さんの登場とともに、会場は大盛り上がりを見せた。

【画像】舞台挨拶に参加したオダギリジョーら

本作は、わずか41歳で自ら命を絶った佐藤氏が、小説家としての生活を諦めかけた時期に函館の職業訓練校で過ごした日々の経験を基に執筆、1985年に生涯最後の芥川賞の候補となった同名小説が原作。没後20年を経て改めて評価され、相次いで映画化された『海炭市叙景』(’10)、『そこのみにて光輝く』(’14)に続く“函館三部作”と言われている。

この日、函館市芸術ホールで行われた本作の日本最速上映の舞台挨拶では、豪華キャストが登場すると、割れんばかりの歓声が巻き起こり、急遽決まった蒼井さんの登壇は観客には知らされていなかったため、うれしいサプライズとなった。

まずは、オダギリさんが「こんばんは」と挨拶すると、大きな拍手が。「こんばんは、と言っただけで拍手をいただけて嬉しいです。函館の方々の温かさと寛容さですよね。函館三部作の最終章に当たる作品なので、みなさまからの期待も感じずにはいられないのですが、きっと、応えることができる作品になったと思います。みんな、そう思っていると思います」と胸を張ってコメント。

蒼井さんも本作への参加を「とても光栄」と語り、「函館のみなさんは、放っておくところは放っておいてくれるし、応援をくれるときはしっかり応援してくださる。とても心地よく撮影ができました。感謝しています」と語り、撮影は「難しい役でしたし、甘い言葉をいただける現場ではなかったので不安でしたが、自分がどうこうではなくてシーンの中にある空気が物語を進めていく、ということがとても日本映画らしいと思いました」とふり返った。

また、満島さんは、「今日蒼井さんがサプライズで来たことで必要がなくなった満島です(笑)」と、やや自虐気味に(?)挨拶。「沖縄出身なのでゆかりがない町ですが、何度か函館に足を運び、いいなと思っている中で今回のお話をいただきました。だから撮影がない日もずっと函館で遊んでいました」とコメント。さらに、「実は僕、スポーツバカだった高校生のときにオダギリさんの映画を観まして。それがきっかけで、ここの世界に入ることになりました。作品は、『HAZARD』です。しかも、その映画でオダギリさんがCDを出したんですが、それも買ったんですよ!」とまさかの告白。

オダギリさんが「本当に? なんで言わなかったの?」と応じると、「言いましたよ! それで函館で『HAZARD』にサインしていただいたんですよ。僕これまでサインしてもらったことなくて、だから今日は函館でオダギリさんと2人で舞台挨拶ができると分かってすっごく嬉しかった。でも蒼井さんが来て、正直ステージに出て行きづらかった(笑)」と、オダギリさんへの叶わぬ“愛”を明かし、笑いを誘った。

ようやく完成披露上映を迎えたことについて、山下監督は「ちょうど1年前に撮影して、過酷なスケジュールでしたが、函館の方には本当に協力いただきました」と感謝を述べ、「今日観てもらった方々には、各々何かを感じてもらえたらいいなと思います。いろんな切り口のある映画なんです。白岩(オダギリさん)と聡(蒼井さん)の物語だけど、みんなが主役の映画です。役者たちがスゴイ芝居をしています」と、豪華俳優陣に太鼓判を押した。

山下監督とは同い年というオダギリさんは、「この映画は30代の最後の作品です。20代の頃に山下監督と作っていたら、こうはならなかったと思うし、お互いに何十年かこの映画の世界で生き抜いて、結果、いま40歳で出会った。いまの自分だから醸し出るものを、いまの監督だからたくさん切り取ってもらえたと思います。同い年だから伝わるところ、同じように感じるところもあったと思う。それがこの作品だったことが嬉しいです」とふり返る。

さらに、「全く計算を通り越した不思議な、とんでもないシーンができました。役者をやってきて、出せてなかったものがたくさん詰まっているし、蒼井さんとのシーンもそう。蒼井さんじなかったらこうはなっていない。30代を締めくくる記念すべき作品になりました」と感慨深げに語った。

一方、蒼井さんは「オダギリさんとは『蟲師』でご一緒しましたが、お互いに人見知りが激しすぎてほとんど話さなかった。2人だけで控室っていう時間があったんですが、地獄のような時間でした(笑)。オダギリさんに嫌われてるんだろうな、って思った」と吐露。すぐさまオダギリさんが「嫌ってなかったんですよ!」と返すと、蒼井さんは「松田翔太さんとか満島さんがいて、何度も飲みに誘ってくれて仲良くなりました」と、仲の良さが伺える現場での様子を明かしてくれた。

『オーバー・フェンス』は9月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。

最終更新:7月13日(水)13時21分

cinemacafe.net

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。