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<南シナ海>台湾、仲裁裁判決に反発 「主張は変わらない」=李外相

中央社フォーカス台湾 7月13日(水)16時56分配信

(台北 13日 中央社)常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が12日、中国大陸が南シナ海における主権の主張の根拠としてきた境界線「九段線」に「歴史的な権利を主張する法的根拠はない」とする判断を示したことに関して、李大維・外交部長(外相)は13日、政府は仲裁裁の判決を認めていないと強調し、1947年に発表した同海域での主権の範囲を今後も主張していく考えを示した。

1947年に内政部(内政省)が発表した地図「南海諸島位置図」では、南シナ海の南沙(スプラトリー)、西沙(パラセル)、中沙、東沙(プラタス)各諸島が中華民国(台湾)の領土であることが示されているほか、周辺国・地域との境界線として各諸島の周囲に11本の線が引かれている。この線は「十一段線」などと呼ばれる。

野党・時代力量の林昶佐・立法委員(国会議員)は同日の国会質疑で、政府が中国大陸の九段線と範囲がほぼ重なる「十一段線」を主張し続けることは、モンゴルが台湾の領土だという主張を続けるのと同じくらい滑稽だと指摘。現実的な主張を行うよう求めた。

外交部は12日、判決について、わが国の南シナ海の島嶼(とうしょ)における法的地位や、関連海域に対する権利を大きく損なうものだと反発を示したほか、中華民国に対する法的拘束力はないと主張している。

(劉麗栄/編集:杉野浩司)

最終更新:7月13日(水)16時56分

中央社フォーカス台湾