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【セレクトセール】里見氏が落札したミリオンホースを池江調教師が絶賛 新種牡馬ジャスタウェイも人気

東スポWeb 7月13日(水)11時0分配信

「セレクトセール2016」(北海道苫小牧市・ノーザンホースパーク=日本競走馬協会主催)2日目の当歳セールが12日に行われ(上場243頭、欠場11頭)、ディープインパクト産駒2頭がいずれも2億8000万円の最高価格で落札。前日の1歳セールで過去最高となる81億円超の落札額を叩き出し、ミリオンホースが14頭を数えた盛況がこの日も続いた。1億円以上は9頭を数え、2日間の合計落札価格もレコード(149億4210万円)を記録して幕を閉じた。

 最高価格の2頭を競り落としたのはいずれも“サトノ”の冠名で知られる里見治氏。この日初のミリオンホースとなったイルーシヴウェーヴの16(牡)は8000万円からセリがスタートするとみるみる値が上がり会場からどよめきが起こった。母は仏GI・1000ギニーの勝ち馬で血統的な魅力もたっぷり。「当歳で一番欲しかった馬。(競った)相手がクールモア(アイルランドに拠点を置く世界的な競走馬生産者)で5億円までいくなんて話もあったし、3億円を超えていたら私もやめていた。金額は高いが満足している」と里見氏。

 もう1頭のマルペンサの16は同オーナー所有で今年のダービー2着サトノダイヤモンドの全弟。こちらも1億円のスタートから瞬時に値が上がり、最後は島川隆哉氏との“競り合い”を制し2億8000万円でハンマープライス。「6月に一度見たときはダイヤモンドの当歳時に比べると良くないと思ったが、今回見たら全然変わってすごく良くなっていた。これなら買わなくちゃ、と」と里見氏。

 2頭とも預託は池江厩舎の予定で、立ち会った池江調教師は「マルペンサは見るたびグングン良くなっている。イルーシヴウェーヴは初めて見たときから素晴らしかった馬で、どちらかといえばこっちの方がダイヤモンドに近い。筋肉量も多い」と2頭を絶賛した。

 これに続いたのはこの日最後に登場したディープインパクト産駒で、大塚亮一氏が2億4000万円で落札したマンデラの16(牡)。全兄ワールドエースの名付け親でもある同氏は「全弟がいつかセレクトセールに出てくれないかと思っていたがようやく出てきてくれた。値段は僕にとっては高いけどもっと評価されていい馬。目標はワールドエースが1番人気で取れなかったダービーです」と興奮気味に話した。

 4番目の価格となったのはやはりディープインパクト牡馬のカンビーナの16で、こちらは前出・島川隆哉氏が2億3000万円で落札。島川氏は会場には姿を見せず携帯電話での“参戦”となったが、「(生産の)社台ファームの勧めもあってディープ産駒の当歳では高く評価していた馬。2億5000万~2億6000万円までいく感じだったのでギリギリ買えましたね。吉田照哉氏からも“凱旋門賞に行きましょう”と言ってもらえたので楽しみです」とオーナーサイドの関係者。

 高額のディープ産駒と並んで注目を集めたのが当歳が2世代目となるオルフェーヴル産駒で、母が12年GIヴィクトリアマイルの勝ち馬ホエールキャプチャの16(牡)。3000万円からスタートし1億円を超えたあたりで一旦終了の兆しを見せたが、プロレスの乱入ばりに会場の隅から声を上げ身を乗り出したのがマイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏。

 その後の競り合いを経て結局1億7000万円で同氏(名義は(有)ビッグレッドファーム)が落札した。同ファームの岡田紘和氏は「今日見て決めました。オルフェの産駒は注目していた。去年は欲しい馬がいなかったが、前進運動で走るという意味でホエールキャプチャとは通じるものがある。バランスが良くていい筋肉」と喜びを語った。

 新種牡馬として注目を集めたジャスタウェイ産駒は“アドマイヤ”の近藤利一氏が1億4000万円で落札したアドマイヤテレサの16(牡)が最高値。また、ジャスタウェイのオーナーでアニメ・銀魂の脚本家としても知られる大和屋暁氏は、この日最初に登場した同産駒レイズアンドコールの16を4700万円で落札。大和屋氏は「予想以上に高かったが記事になるように頑張りました」と周囲を笑わせた後、「オトウ(お父)以上の素晴らしい活躍を期待したい。ダービーが目標です」と抱負を口にした。

最終更新:7月13日(水)11時4分

東スポWeb

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