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ビットコインに投資する3つの方法 直接投資、CFD、そして……

ZUU online 7月13日(水)18時10分配信

Brexitで、為替・株式市場が大きな混乱の渦の中にあった時、逆に値上がりするなどした資産がある。ビットコインだ。リスクオフ時の流入先となっていたことから、金などと同じ安全資産か、と注目を集めた。だが、ビットコインに投資するか、決めかねている投資家も少なくないだろう。

■ビットコインは金と似ている?

金などの現物資産が安全と言われるのは、それ自体が普遍的な価値を持っているからだ。価格はもちろん変動するが、いつでも換金でき価値がなくなることはない。米系投資会社ARK invest のクリス・バーニスク氏が、ビットコインを「デジタルの金」と表現するなど、金と同じ値動きをする点に注目している。金と似ている点は3つある。

1つ目は、流通する絶対量を第三者が操作できないことだ。貨幣や株式は、中央銀行や発行会社が供給量を増やした場合、価値が下がるなどの影響を受ける。一方の金は世界に存在する量が決まっており、第三者によって埋蔵量を増やされたりすることがない。ビットコインも発行の上限が決められており、勝手に量を増やすような管轄する第三者がいないのだ。

2つ目は、他のどの資産クラスとも連動していないことだ。不動産や株式などが下落するときに、その値動きと同じように下落していない。

3つ目は、経済状況の影響を受けにくいことだ。ギリシャの経済危機や英国のEU離脱の影響もそれほど受けなかったからだが、影響を受けにくいと断定するには、まだ材料が少ないのが現状だ。ただ、1つ目の理由にあるように、管轄する機関はないため、デフォルトなどのリスクはない。

■投資方法は3つ……「直接投資」以外の2つの方法とは?

相場の下落局面でも上昇する資産、金と同じく安全な資産。そんな評価を聞くと興味がわくが、ビットコインへ投資するには3つの方法がある。

(1)直接投資
直接投資は、ビットコインを扱う取引所を利用して売買することが出来る。日本ではマウント・ゴックスの事件以降、大きな取引所はなかった。そのため、海外の取引所を利用していた投資家が多かった。最近は国内で利用できる取引所も増えてきており、利便性が増している。

直接投資のメリットはなんといっても、自分で商品や価格を選んで購入できる点だ。その分デメリットとして、ビットコインや注文に対する知識や購入後の自己管理が必要だ。

(2)差金決済取引(CFD)
差金決済取引(CFD)は、現物の受渡し行わずに、売りと買いの差額のやり取りで決済するものだ。レバレッジを掛けることもできるので、元手の金額以上の投資ができる特徴がある。中でもよく知られているのは、外国為替取引(FX)だろう。通常、米ドルや日本円、ユーロなどを選択するが、そこで選択する通貨にビットコインを選ぶことができるのだ。

この方法のメリットは2つある。1つは前述した通り、レバレッジをかけた売買が可能なことだ。これにより、小さな元手からでも、それ以上の取引ができる。2つ目は空売りを利用して相場が下がってる時も、利益を出せるなど柔軟なことだ。空売りは、業者に担保を支払い、商品を借りる。そして、価格が高い時に売却して、安い時に買い戻し、買い戻した商品を業者に返すのだ。価格が高い時に売った資金から、買い戻しにかかったコストを引いた残りが利益となる。

一方デメリットは、レバレッジをかけずに取引をしても、ボラティリティが大きいため、レバレッジを掛けたのと同じ効果が出ることだ。これ以外にも、直接投資よりコストがかかる事も忘れてはいけない。

(3)ビットコインETF
ETFは証券取引所で取引される上場投資信託(Exchange Traded Funds)の略で、株の取引と同じように売買できるメリットがある。最近、上場間近と噂されているETFが、投資対象にビットコインを含んだものである。

このビットコインETFの上場を目指しているのが、映画「ソーシャル・ネットワーク」にも登場したウィンクルボス兄弟だ。彼らはFacebookのアイディアを同社CEOのザッカーバーグ氏に盗まれたと訴訟を起こしていた。その訴訟が落ち着いたあとにベンチャーキャピタルを立ち上げ、2013年にビットコイン業界に進出したのだ。

以前からビットコインETFは運用されているが、これは購入できる投資家が限られていた。今回、同兄弟のETFが米国証券取引委員会(SEC)から認可を受ければ、公開市場で取引される世界初の商品となる。今のところ、公開価格や上場日は発表されていないが、1単元65ドルなのではないかと報じられている。
前述の2つの方法に比べれば、比較的安価にビットコイン投資ができるというメリットがある。またビットコインを直接保有するわけではないので、特有のリスクの影響を受けることが少ないというメリットもある。

ビットコイン売買への課税については、税制が追い付かず不透明なところもある。一方で、ETFの場合は通常の投資と同様に、分配金と譲渡益に対して課税される形になるだろう。今後の情報が待たれるところだ。

ビットコイン投資が始まってまだ数年。2140年まで新規発行が続くと言われており、息の長い投資資産になりそうだ。(ZUU online編集部)

最終更新:7月13日(水)21時41分

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