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【大相撲】日馬富士Wの悲劇「黒サポーター注意」「名古屋の重要拠点失う」

東スポWeb 7月13日(水)11時20分配信

 大相撲名古屋場所3日目(12日、愛知県体育館)、横綱日馬富士(32=伊勢ヶ浜)が幕内隠岐の海(30=八角)に押し出されて金星を配給。序盤戦で早くも土がついた。さらにはこの日の取組で着用していた黒いサポーターをめぐり審判部から注意を受けるなど、失態が続いた。その横綱は自ら名古屋での「重要拠点」を失っていたことを告白。まさに踏んだり蹴ったりの状況で、4場所ぶりの賜杯奪回に暗雲が垂れ込めている。

 日馬富士が平幕相手にあっさり押し出される完敗を喫した。また、打ち出し後は審判部長の二所ノ関親方(59=元大関若嶋津)から、着用していた黒いサポーターを注意された。取組で着用するサポーターや包帯類は慣例で「白」が決まりとされているからだ。“失態続き”となった横綱は痛恨の初黒星に「落ち着いていたけど、引いてしまった。あーあ」と肩を落とした。

 4場所ぶりの賜杯奪回を果たすはずが、序盤戦で早くも土がついた。横綱白鵬(31=宮城野)に抜群の安定感がある以上、ここから巻き返すのは容易ではない。しかも、日馬富士は名古屋における“重要拠点”を失っていた。入門時から十数年来も通っていた名古屋市内の焼き肉店が閉店の憂き目にあっていたというのだ。

 同店は横綱にとってエネルギーの「補給基地」だった。2012年には場所中の15日間、取組後に毎日のように足を運び続けて全勝優勝。続く秋場所での綱取りにつなげたこともあった。その日馬富士は「あの店、閉まっちゃったんだよ…。一昨年だったかな。近くに別の新しい店ができて、お客さんを取られちゃったみたい。みんな、新しい店に行きたがるから。オレは、ああいう古い感じの店のほうが好きなんだけど」と打ち明ける。

 その後に横綱は別の高級焼き肉店を訪れたこともあったが、心の底から納得のいく味には出会えなかったという。「あの店の“ママ”は、すごくいい人だった。今でも連絡は取ってますよ。いろいろサービスもしてくれた」と昔を懐かしむ一方で「(名古屋名物の)うなぎも、みそカツも食べましたよ。でも、毎日食べるようなものじゃない」とも…。

 横綱にとっての最高の「名古屋めし」とは、何よりも同店で提供された焼き肉だったのだ。ただでさえ酷暑など厳しい環境下の名古屋で、ここから巻き返すことができるのか。早くも正念場を迎えた格好だ。

最終更新:7月13日(水)11時25分

東スポWeb