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<リーダーシップの新基準>創業数年で「任せる経営」に転換できた理由 コイニー・佐俣奈緒子社長

まんたんウェブ 7月13日(水)17時47分配信

 スマートフォンによるクレジットカード決済で、キャッシュレス社会の実現を目指すベンチャー企業のコイニー。創業者の佐俣奈緒子社長は米ペイパルに勤務したのち、2012年に起業した。起業家特有のギラギラ感は全く感じられないが、芯は強い。そんな佐俣社長らしいリーダーシップが随所に発揮されている。【経済界】

 ◇自分がボールを持っても落とす

 起業を決心した際、技術やシステムに関する専門知識がなかった佐俣社長は、SNSで仲間を募った。そこからの紹介をたどって集まった有志が4人。もともとの知り合い同士は誰1人いない、寄せ集め集団での船出だった。当時の仲間たちは、佐俣社長が考えていることが単純に「面白そう」という理由で参加したという、いかにも今ふうな起業エピソードを持つ。

 そして現在、従業員数は35人に増え、事業も成長軌道に乗ってきた。スマホ決済に対する認知度が高まり、特にここ半年ほどで成長ペースが高まってきたという。想定より市場の立ち上がりが2年ほど遅れているものの、おおむね当初の読みどおりに進捗している状況だ。事業の土台が固まり、来年以降はいよいよ本格的な勝負に入る。

 ベンチャー企業にとって、通常、立ち上げから成長フェーズに乗るまでは最も多忙な期間だ。実際、創業当初は佐俣社長も深夜までオフィスに残って働く日々が続いた。しかし、2年前に出産を経験し、時間にものを言わせる働き方が物理的に不可能になった。今は子どもを保育園に預けた後、午前9時半ごろに出社。週の半分は20時には帰宅し、夜はオフィスにいないことも多い。社員も多くが家庭を持っているため、一部を除き、遅くまで会社に残る者はほとんどいない。佐俣社長は言う。

 「出産を経て、働く時間を増やして利益を上げるのではなく、生産性を高めることによってきっちり経営するやり方を考えざるを得ませんでした。でも、その分、社員の家族を犠牲にするようでは駄目。長時間労働で成り立つ組織では、全員がハッピーにはなれません」

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最終更新:7月13日(水)17時47分

まんたんウェブ

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