ここから本文です

フランス産ディーゼルいよいよ解禁――PSA、BlueHDi搭載モデル投入

MONOist 7月13日(水)6時25分配信

 フランスのPSAグループは2016年7月12日、PSAグループ開発のクリーンディーゼル「BlueHDi」搭載モデルを日本市場に投入すると発表。プジョー・シトロエン・ジャポンが日本国内で展開する3ブランド(プジョー、シトロエン、DS Automobiles)で同日から販売を開始した。

【プジョーの「308」をはじめとする6車種の「BlueHDi」搭載車などその他の画像】

 「BlueHDi」が搭載されたのは、プジョーが「308 Allure BlueHDi」「308 GT BlueHDi」「508 GT BlueHDi」、シトロエンが「C4 FEEL BlueHDi」、DS Automobilesが「DS 4 BlueHDi」「DS 4 CROSSBACK BlueHDi」。価格(税込み)は以下の通り。

 PSAグループが誇るクリーンディーゼル「BlueHDi」は、酸化触媒装置、SCR(選択還元触媒)、DPF(Diesel Particulate Filter:微粒子フィルター)という3つの排気制御メカニズムを搭載することで、ディーゼルからの排気汚染物質量を削減。同性能のガソリン車と比較した場合、燃料消費は25%、CO2排出量は15%低減できるという。

 またSCRにAdBlue(尿素水溶液)を使用することでNOx(窒素酸化物)を90%削減、さらにDPFの上流(エンジン側)にSCRを配置することによってエンジン始動直後(低温時)から迅速にNOx除去が可能となりDPFの効率を高めているという。

 PSAグループ パワートレイン&シャーシーエンジニアリング研究開発部長のクリスチャン・シャペル氏はBlueHDiの技術について「理想的な燃焼ではH2O(水)とCO2(二酸化炭素)のみを排出するが、実際にはCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)、粒子状物質(PM/PN)、NOx(窒素酸化物)といった有害物質が発生する。BlueHDiではこのような排気物質を徹底的に減らすためのエンジン最適化を行っている」と語る。

●こだわりの日本ユーザーに最新ディーゼル技術を

 欧州市場では市民権を得ているディーゼル車。欧州が本拠地のPSAグループでも長年にわたりディーゼルエンジンの開発に取り組んでおり、量産モデルではメルセデス・ベンツ(170D)に次いで2番目となるディーゼル車「PEUGEOT 403 D」を1958年に市場へ投入している。さらに欧州の厳しい排出ガス規制に適合するべくクリーンディーゼルの開発にも早くから着手。その集大成ともいうべき最新のクリーンディーゼル「BlueHDi」は2013年に市場投入されており、2015年には累計生産100万台を突破。日本市場への投入が待ち望まれていた。

 PSAグループ インド・パシフィック地域事業部長のエマニュエル・ドゥレ氏は「日本のお客さまはこだわりがあり、製品とサービスには最高の品質を求める。われわれはその高い要求に応えたいと思っている。PSAグループはディーゼル技術のパイオニア。日本でのクリーンディーゼルへの関心の高まりを受けて、BlueHDiの投入を決定した」と語る。

 PSAグループでは今回のモデルを皮切りに、日本でのディーゼルモデル投入を加速。PSAグループで計14モデル(プジョーブランドで6モデル、シトロエンブランドで3モデル、DS Automobilesで3モデル)にBlueHDiを導入していくという。

最終更新:7月13日(水)6時25分

MONOist