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門脇麦、ドS監督の演出スタイルに「幸せ」

シネマトゥデイ 7月13日(水)16時32分配信

 女優の門脇麦が12日、新宿ピカデリーで行われた映画『二重生活』大ヒット御礼トークイベントに登壇し、岸善幸監督のドSぶりをちゃかしてみせた。

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 本作は小池真理子の小説を基に、近所の既婚男性(長谷川博己)を尾行することにハマっていくヒロイン(門脇)の姿を描くサスペンス。映画単独初主演となる門脇をはじめ、俳優陣の自然体の演技が話題を集めている。「一番の見せ場は門脇麦」と語る岸監督は、「麦ちゃんの演技が素晴らしいという評価を聞くとうれしい。麦ちゃんの力があってこの作品が生まれたので」とうれしそうな笑顔。

 しかし、本作に出演する長谷川博己が「サディスティックな監督」と評した岸監督という存在に、門脇も強烈な印象を受けたようで「一見、ニコニコしていて人当たりがいいんですけど、結構、腹黒いというか、毒舌なところがある。でも監督はそういう面がないとできないものだと思う」とぶっちゃけて会場を沸かせた。

 数多くのドキュメンタリーを手掛けてきた岸監督の演出スタイルは、たとえセリフを間違えたとしても最後まで芝居を続けさせるという独特なもの。「やっぱり1回目の芝居の方が、役者も精力を傾けているし、魂がこもっている」と切り出した岸監督は、「実はあるドラマで、テストの段階で感動するような芝居を目撃して。演出家としてはその芝居を導きたいと思うんですが、どうしても本番ではその芝居が出てこない。テストでカメラを回していたらと思うと涙が出るくらいに悔しくて。それ以来、あまりテストはせずに、1回目の魂がこもった芝居を撮ろうと思っています」とその原点を明かす。

 そんな岸監督の演出スタイルについて「なかなかカットを出さなくて、もっと面白いものを出せよと圧力をかけてくる感じがある。でもそれはとても幸せなことだし、ありがたいこと。ドSなんだけど優しい監督……みたいな表現でどうでしょう?」と門脇がいたずらっぽく監督に目配せすると、「とてもうれしいです」と笑顔を見せる岸監督。そんな二人のやりとりに会場からは笑顔が漏れた。(取材・文:壬生智裕)

映画『二重生活』は新宿ピカデリーほか全国公開中

最終更新:7月13日(水)16時32分

シネマトゥデイ

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。