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リオ五輪 治安・テロ・感染症などが懸念材料=韓国政府

聯合ニュース 7月13日(水)15時48分配信

【ソウル聯合ニュース】韓国の外交部当局者は13日、記者団に対し、ブラジル・リオデジャネイロ五輪について政府の合同安全点検団が5~8日に実施した現地調査の結果を説明した。不安定な治安状況やテロの脅威、感染症拡大、政治・経済の混乱、韓国公館がないことを懸念材料とし、注意を呼びかけた。

 同当局者によると、現地の治安状況は極めて不安定だ。今年1~4月の殺人事件発生件数は前年比で15.4%増加、路上強盗と車両強盗も23.7%、19.7%それぞれ増加したという。路上で使用中の携帯電話を奪い取られることもあり、強盗に備えポケットに20~30ドル(約2000円~3000円)の現金を入れておくことが安全のために有効だという。

 テロの脅威についても、過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーが昨年にツイッターで次の標的はブラジルだと投稿しており懸念が高まっている。同当局者によると、現地の治安責任者はテロの懸念はないとしているが、ISが五輪開催中にテロを行う可能性は排除できない。

 ブラジル当局は五輪期間中、軍と警察の計約8万人を配置するとされる。

 一方、現地ではジカウイルス感染症(ジカ熱)やインフルエンザ、デング熱などが拡大している。同当局者によると、診療費がかからない国立・公立病院に患者が集まり、受診まで2~3日かかるなど、医療をめぐる状況も悪化しているという。

 また、リオデジャネイロには韓国の公館がなく、五輪期間中に現地を訪問する国民を支援するため、韓国政府は保健・外交当局などの関係者が常駐する臨時の領事事務所を設置する。

 韓国外交部はブラジルに「旅行留意」の旅行警報を出している。同部関係者は「現地の状況が悪化すれば、旅行警報の引き上げも検討する」として、「五輪中にブラジルを訪れるなら注意が必要だ」と強調した。

最終更新:7月13日(水)16時12分

聯合ニュース