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2016上半期ブレイク芸人ランキング、1位は「オリエンタルラジオ」 原点追求で再ブレイク

オリコン 7月15日(金)8時40分配信

 早いもので2016年も後半戦に突入。そこでORICON STYLEでは、この半年間の総決算として恒例の『上半期ブレイクランキング 2016』を発表。近年さまざまなフィールドでの活躍が目立つ「芸人編」1位には、現在RADIO FISHとして、お笑い界のみならずエンタテインメント界を席巻している【オリエンタルラジオ】が選ばれた。“武勇伝ネタ”で華々しいデビューを飾った彼らも、今年で結成13年目。酸いも甘いも経験し、これまで変革を繰り返してきたが、ここ最近のリズムネタブームで再びその元祖として存在感を発揮。原点を追求した究極のリズムネタ(曲)「PERFECT HUMAN」で、芸人としてさらなる高みへと登りつめた。

【一覧】上半期ブレイク芸人ランキング TOP10

◆どん底から覚醒、新たなアプローチで再び黄金期へ

 オリラジは、吉本興業のお笑いスクール・NSC東京校を卒業してすぐの05年、キャッチーな“武勇伝ネタ”で一躍ブレイク。ルックスの良さも武器にデビュー早々10本ものレギュラー番組を抱え、その芸人道は順風満帆かと思われた。しかし、わずか数年のうちにそれらの番組はすべて終了。その後、しばらく不遇の時代が続いていくが、「天狗になってしくじった」(テレビ朝日系『しくじり先生 俺みたいになるな!!』より)経験を教訓にどん底から覚醒。藤森慎吾の“チャラ男”キャラや、最近はご意見番としても注目される中田敦彦の“高学歴”キャラなど、持ち前の個性を活かしながらソロで話題を呼んだほか、コンビとしてもその絆を強固なものとし、14年に中田の実弟らと共にダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHを結成。昨年は後輩芸人、8.6秒バズーカーの“ラッスンゴレライ”を完コピするなど、彼らの原点である“リズムネタ”で再び黄金期を迎えている。

 話題の「PERFECT HUMAN」は、正直なところ“お笑いネタ”としては賛否が分かれるところがある。はやりのEDMサウンドに藤森の冴えわたるラップ&ボーカル、特徴的なダンスなど、確かにパフォーマンスとしてはユニークだが、とりわけ抱腹絶倒な面白さがあるわけではない。ただ楽曲をリリースしたり、音楽番組に出演したり、この夏には国内外の人気アーティストが集う音楽フェス『サマーソニック2016』にも参戦するなど、いちアーティストとしてとことん追求していること事態、よくよく考えると面白い。それにこれは、今までの経験やリズムネタだけじゃない、確かな実力があるからこそなせる技とも言える。そんなオリラジの2人に、「芸人枠を超えての活躍がすごかった!つい見聞きしてしまう面白さがある」(埼玉/30代・女性)、「本当に自分たちのプロデュースがうまくて感心」(滋賀/40代・女性)などと、絶賛の声が寄せられた。

◆ポスト南キャン? 猛威をふるう異色男女コンビ

 続く2位は、昨年5年ぶりに復活したお笑い賞レース『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で決勝戦に進み、一気に知名度を上げた【メイプル超合金】。12年結成とコンビ誕生からまだ日は浅いながら、共にインパクト大なルックスや、ひと筋縄ではいかないネタの展開、「手応えあり!」「もういや~」といったお決まりのフレーズなど、久々に登場した規格外の男女コンビで、その様子からポスト・南海キャンディーズとの見方も強い。ぽっちゃり過ぎる安藤なつと、高学歴でバイセクシャルを公言するカズレーザー、それぞれのバツグンのキャラクターから、ネタ番組だけでなくバラエティでも存在感を示し、「個性的で斬新な角度から飛び出す発言がやみつきになった」(長崎/20代・男性)、「知れば知るほど新たな魅力が出てくるコンビだと思った」(埼玉/10代・女性)と好印象。一発屋では終わらない潜在能力を秘めたコンビとして、今後のさらなる躍進に期待が寄せられた。

 3位に登場したのは、同じく昨年の『M-1グランプリ』で敗者復活から見事王者に輝いた【トレンディエンジェル】。自身のトレードマークを存分に活かした“ハゲ漫才”は、「独自性があって新鮮な面白さがある」(東京/30代・男性)、「すごいイケメンじゃないけど(笑)2人のキャラや掛け合いが絶妙」(東京/20代・女性)と男女を問わず高評価。また、ツッコミ担当のたかしはアイドル通、ボケ担当・斎藤司はトーク力バツグンで歌上手と、芸人としての高いポテンシャルを持っておりバラエティ番組にも引っ張りだこ。先日発表された『2016上半期テレビ番組出演本数ランキング』の「ブレイク部門」では、前回比141本増で堂々の1位に選ばれた。

◆次代を担う若手女性芸人たちが躍進

 そのほか、上位には“細かすぎるモノマネ”を武器に、バラエティにドラマにと大活躍中の【横澤夏子】(4位)や、愛くるしいルックスとキャラクターでお茶の間の人気を得る【おかずクラブ】(5位)、この春から“朝の顔”としてもお馴染みとなったハリセンボンの【近藤春菜】(7位)。インスタグラムのフォロワー数日本一を誇り、ド派手なファッションやお笑いセンスで海外からも注目される【渡辺直美】(8位)がランクインするなど、この上半期は、次代を担う若手女性芸人の活躍が目覚ましかったことも印象的だ。

 時代の変化によるテレビ離れやネタ番組の減少など、しばらくお笑い界に逆風が吹いていたが、近年は『THE MANZAI』や『M-1グランプリ』等の賞レースの復活、ネット時代ならではのアプローチの仕方、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)のようにベテラン、中堅、若手芸人が一丸となった番組の増加など、数年前に比べ次なるお笑いブームへの機運が徐々に高まりつつあるように感じる。新たなスター誕生と共に、お笑い界の今後にも注目したい。

【調査概要】
調査時期:2016年6月8日(水)~6月14日(火)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

最終更新:7月15日(金)13時6分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。