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夏であっても流行することがある溶連菌 病状や対応は?

ベネッセ 教育情報サイト 7月13日(水)10時0分配信

保護者の間でも頻繁に話題になる「溶連菌感染症」。ひとくちで溶連菌といってもさまざまな菌がありますが、ほとんどはA群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)によるものと言われています。溶連菌感染症のピークは冬ですが、1年を通して感染の可能性はあり、感染力が高いため注意が必要です。夏であっても流行することがあります。以下、詳しくご説明します。

高い熱が出ないこともあり、感染してもわかりにくい病気

溶連菌は喉に感染する代表的な細菌です。そのため、強い喉の痛みが代表的な症状となりますが、発熱、頭痛、発疹、舌が真っ赤になったり、つぶつぶが出たりする「いちご舌」などの症状が見られることもあります。小さな子どもの場合は熱がでないこともあるため、溶連菌感染症と気づかず、感染を広げてしまう場合も多いようです。咳や鼻水の症状がないのに喉を痛がる…という場合には、溶連菌の感染を疑いましょう。

溶連菌に感染していたら、症状がなくなっても10日間は薬を飲ませる

溶連菌に感染したかどうかは喉から菌を採取して調べます。採取後、10分程度で結果は判明し、溶連菌に感染している場合には抗生物質を処方されます。抗生物質を飲むことで、熱は2、3日程度で下がり、その後は子ども自身もそれほど辛くない症状しか残りません。

しかし、症状が軽くなっても体内に菌が残っていると急性腎炎やリウマチ熱などの合併症に繋がる恐れがあるため、体の中の菌を完全に退治しておく必要があります。薬を飲み続ける期間は少し長めの10日間程度。熱が下がっても、その他の症状がなくなっても、10日分の薬は飲み続けなければなりません。子どもに薬を飲ませるのは大変ですが、途中で飲むのをやめないようにしましょう。

溶連菌感染症の感染拡大を防ぐため、医師の判断がなければ幼稚園や保育園に登園することができません(学校保健安全法施行規則第18条、第19条によります)。基本的には、抗生物質を飲み始めてから24時間経過すれば感染の危険性はなく、体が回復すれば問題ないのですが、きちんと回復したことの証明が必要です。医師に指定された頃に再度受診し、登園許可をいただいてください。園や地域によっては、医師が記入した「登園許可証」や「登園許可証明書」などを提出しなければならないことがありますので、登園する前にしっかり確認しておきましょう。

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:7月13日(水)10時0分

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