ここから本文です

通知表は子どもを伸ばす良いチャンス! どんな声かけがいい?【前編】

ベネッセ 教育情報サイト 7/13(水) 12:06配信

お子さまから通知表を受け取ったとき、保護者のみなさまはどんな風にお子さまに接していますか? 特に成績が思わしくなかった場合、どのようにアドバイスして良いか悩まれている保護者のかたもいらっしゃると思います。今回は、私立の小・中学校に長年勤め、現在は作家、教育コンサルタントとして活躍される中井俊已先生に、子どもを伸ばす通知表の見方について伺いました。

通知表は子どもを伸ばすための良い資料!

通知表を見る瞬間は、お子さまだけでなく親もドキドキしますよね。通知表は、お子さまの学校でのがんばりを知るための資料です。結果が良ければお子さまがいっそう自信をつける機会になるし、たとえ成績が振るわなくても、これからもっと伸びていくチャンスになります。どちらであっても、お子さまが成長していくために活用できるとても良い資料になります。

ですから、もし保護者が期待するような成績をお子さまがとれなかったとしても、一方的に怒ったりするのは避けてほしいと思います。特に、お子さまの能力や人格を否定する「あなたはダメね」「お母さんはこんな成績ではなかった」といった発言や、きょうだいと比較する「お兄ちゃんを見習ってがんばりなさい」という発言は慎みたいですね。保護者がつい言ってしまった言葉でも、本人は自分を否定された気分になり深いショックを受けてしまいます。

紙に書かれた通知表の結果は、今のお子さまのすべての能力や人間性を評価しているわけではありません。本人の努力に加え、親の働きかけがあれば、子どもの成績はどんどん変わっていくはずです。どんな点をこれから伸ばしていけば良いのかを知る参考資料だととらえて前向きな解釈をし、お子さまに働きかけていくことが大切です。

では、具体的にどのように活用すれば良いのかご説明します。

STEP1 できているところを認める、ほめる

できていないことに目を向ける前に、まずできていることを認めてあげましょう。「前回の通知表では、△だった国語が○になった」「苦手だった数学が3から4になった」など、子どものがんばりを認めてあげ、ほめてあげましょう。その際、前に目標にしていたことができていれば、それを認めてあげると良いでしょう。子どもは、ほめられたことがうれしくて、もっとがんばりたくなります。これを繰り返していくと、これから先、「できること」が少しずつ増えていくのです。

やる気アップ WORD
がんばっているところをほめるときは具体的にほめましょう
たとえば……
(国語は)「文字をていねいに書けるようになったね」
(音楽)「気持ちをこめて歌うことができたんだね」

1/2ページ

最終更新:7/13(水) 12:06

ベネッセ 教育情報サイト