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「超新星爆発の宇宙線」が地球の大量絶滅や氷河期に影響か:最新研究より

sorae.jp 7月13日(水)11時27分配信

カンザス大学の研究者はコンピューターモデルを利用し、300光年先にある2つの超新星爆発による放射線の嵐が古代地球の生物に大きな影響を与え、さらには生物の大量絶滅もたらしたと発表しています。
 
報告によれば、この爆発は170万年~870万年前に地球に到達しました。これにより大量の放射線が周囲に撒き散らされ、そして地球に到達した放射線は約200万年前の地上の大気に影響を与え、多くの生物を絶滅させたというのです。
 
カンザス大学の物理学者のAdrian Melott氏によれば、「今回の発見では、宇宙線の強さに驚かされました。なにしろ、300光年も先での出来事なのですから」と語っています。Melott氏によると、この超新星爆発は数週間にわたって地球の空を青く染め、動物の睡眠パターンを妨げる程だったそうです。
 
さらに爆発によって放出された「年間あたりCTスキャン1回分」の放射線が、人類の祖先であるホモエレクトスを含めるすべての地球の生物に多大な影響を与えたのです。その影響としては例えばがんの発生率が増えたり、あるいは突然変異の発生確率が向上しました。これにより、生命の進化が早まった可能性があります。
 
さらに宇宙線は地球の対流層の電子を通常の8倍もイオン化させ、対地放電を増加させました。一方歴史では、鮮新世の終わりから更新世の始まり(約259万年前)に大規模な生命の絶滅が起きています。これはまだ確定したわけではありませんが、アフリカが乾燥してサバンナ気候となり、それに関連して氷河期が始まったのは宇宙線が影響しているかもしれないのです。
 
以前には鉄の同位体を利用して、超新星爆発が地上に影響を与えたという報告がされていました。今回の報告は、それを裏付けるものと言えそうです。

最終更新:7月13日(水)11時27分

sorae.jp

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