ここから本文です

自動運転ロボによる配達サービスがヨーロッパでついに開始へ

ギズモード・ジャパン 7月13日(水)19時10分配信

町をロボットが歩きまわる日常へ...!

Skypeの共同創業者のうち2人、Janus FriisさんとAhti Heinlaさんによるスタートアップ「Starship Technologies」が手がける、ロボットによる自動デリバリー・サービスがついに開始されるようです。

サービスは、イギリスのロンドン、スイスのベルン、ドイツのデュッセルドルフとハンブルグで始まります。食品デリバリーサービスのJust EatとPronto、宅配サービスのHermes、食料品店であるMetro Groupがサービスの一部に利用していくそうですよ。

Just EatとProntoは食品デリバリー・スタートアップでもイギリス最大手ということで期待も高まります。なんだか本格的じゃないですか。

サービスで使用される6つのタイヤで動くロボットは、どことなくドミノ・ピザのデリバリー・ロボと似ている車輪走行。道路、障害物、歩行者を認識し、運転は99%が自動とのこと。ロボットはモニターされており、混乱した場合はすぐに人間による調整が入るそうです。こちらのビデオ(https://youtu.be/MEWfsVPqKi4)で動く様子が見られますよ。

なかなかしっかりした動きじゃないですか。あくまでもデリバリーのツールなので個性や可愛らしさってそこまで必要じゃないとは思うんですが、なんだか憎めない演出も仕掛けられています。

例えば歩行者と出くわしたら...

脇に引っ込んで道を譲るんですね。歩行者が通り過ぎるまで停止して待つようです。うーん、なかなか愛らしいじゃないですか。

簡単にいたずらの対象になりそうですから、人々に愛されるような礼儀正しさをプログラムするのは重要なのかもしれないですね。「最近よく見る宅配ロボット、いつも道ふさいでで邪魔なんだよ」なんて不満が募らないようにすること、大事です。

これまでのテストでは合計で約8000kmの距離を走行し、40万人の歩行者と遭遇したそうですが、事故は一度もなし。性能はかなり良さそうです。

宅配物を取り出すには、デバイス上でロボットの上部のロックを解除するようです。

運用開始直後はStarship Technologies社員によってリモートで操縦され、ロボットが自分のデリバリー環境に慣れた頃に自動運転に切り替えていくようです。最終的には一人の従業員が100台のロボットを統括できるレベルにまで達するとのこと。

そう、このサービスのポイントは、このロボットによって従来のデリバリーよりも利用料金が安くなる可能性がある点。ただのプロモーション・アイテムじゃないんです。Quartzの取材に対してStarshipは「現在、宅配物をオンデマンドで配達するコストはロンドン中心部だと最大1500円(12ポンド)ほど。Starshipはそれをデリバリー1回あたり130円(1ポンド)まで下げることを計画している」と答えています。デリバリーのコストが1/10になるなら、どんな会社も導入しますよね...圧倒的なコスト削減です。

今年は数百台レベルでの導入、来年は数千台レベルでの導入を計画しているそうですよ。地域も徐々に拡大するということなので、もしかしたら日本市場にも目をつけているかもしれませんね。

こうやってロボット社会が到来してくるのでしょうか。

source: Starship Technologies / YouTube via engadget, Quartz
(塚本 紺)

最終更新:7月13日(水)19時10分

ギズモード・ジャパン