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ケバブ店店主、銃を持った強盗を華麗にスルーし撃退 NZ

AFPBB News 7/13(水) 11:17配信

(c)AFPBB News

【7月13日 AFP】ニュージーランドのケバブ店の店主が、拳銃を振りかざす強盗を無視して接客を続ける動画が拡散している。

 ニュージーランド南島のクライストチャーチ(Christchurch)にあるケバブ店「エジプシャン・ケバブ・ハウス(Egyptian Kebab House)」に5月28日夜、黒いパーカーに覆面といういでたちの強盗が入った。しかし、店主のサイド・アフメド(Said Ahmed)さん(55)は知らんぷりを決め込むことにした。

 カンタベリー(Canterbury)警察が公開した防犯カメラの映像には、片手でスポーツバッグを振り、もう一方の手で銃を突きつける強盗が映っている。

 アフメドさんはバッグに金を詰めることはせず、スブラキ(串焼き肉)の包装を続け、プラスチックカトラリーとナプキンを取るために強盗に背を向けさえした。それから冷静に強盗のそばに近づくと、先に来ていた客にスブラキを手渡した。受け取った客はおずおずと店を出た。

 アフメドさんがそのまま奥のキッチンに入ると、強盗は戸惑った様子でカウンターのところに立ちつくしていたが、まもなくきまり悪そうに店を出て行った。

 この映像の視聴回数は約14万回に上り、「史上最も冷静な飲食店経営者」と称されている。

 アフメドさんによると、強盗に金を要求されたが、一番の気がかりは商品を客に提供することだったという。この行動が強盗への不意打ちとなった。

 アフメドさんは地元メディアのフェアファックス・ニュージーランド(Fairfax New Zealand)に対して「彼(強盗)は怖くなかった…私の行動に驚いたでしょうね」と語り、「彼が発砲しないという確信がありました。彼は私を殺しに来たわけではなく、金を奪いに来たからです」と付け加えた。

 20年前にエジプトから移住したアフメドさんは地元紙ニュージーランド・ヘラルド(New Zealand Herald)に対し、「強盗が去ったとき、心臓はバクバクでしたよ」と語り、「神の導き」があったと付け加えた。その日は、早めに店を閉めたという。

 アフメドさんは自分の子どもたちに「ほんの少しの勇気で、人生はあっという間に変わる」とアドバイスしたと語った。

 警察によると、強盗犯はいまだ逃亡中という。(c)AFPBB News

最終更新:7/13(水) 12:51

AFPBB News

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