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【日米大学野球】佐々木快投の裏で…侍J大学代表の逆転勝利生んだ陰のヒーロー

Full-Count 7/13(水) 11:27配信

ファウルで粘って逆転打放った法大・森川大樹、横井監督「こういうヤツがいるから勝てる」

 12日に新潟で開幕した日米大学野球選手権。侍ジャパン大学代表は、先発を務めた佐々木千隼(桜美林大)が先制を許しながらも、7回を投げて12奪三振1失点という快投を披露し、米国代表チームに2-1で逆転勝利した。

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 代表チームを率いる横井人輝監督(東海大)は「佐々木の投球に尽きる」とプロ野球界から注目を浴びる日本のエースを称えたが、同時に「こういうことができるヤツがいるから勝てる。大したものだ」と褒めたのが捕手を務めた森川大樹(法政大)の打撃だった。

 1点ビハインドの5回裏。米国代表チームの先発ホウクが投げる時速150キロ近い動く球に手こずらされた日本代表は、ここまで相手の失策で1度出塁しただけで無安打に抑え込まれていた。

 だが、1死から吉川尚輝(中京学院大)の三塁内野安打をきっかけに流れが変わった。6番北村拓己(亜細亜大)が遊撃内野安打で続くと、京田陽太(日本大)は死球で出塁。1死満塁という願ってもない逆転のチャンスに打席に向かったのが、この日先発マスクをかぶった森川だった。

一、二塁間を破る技あり適時打「“指示”だったんで、死にものぐるいで頑張りました」

 ここで「1点が欲しかった」という横井監督から飛んだ指示は「(ボールが)どこへ来ても一、二塁間を狙え」。打席に立った森川は「満塁で回ってきてゲッツー(併殺)が一番ダメだと思っていた。(ホウクの)動くボールでは外野フライはちょっと厳しい」とファウルで粘った8球目、スライダーに逆らわずにバットを合わせ、一、二塁間を破る逆転ヒットをライト前に運んだ。マウンド上で奮闘する佐々木を、自らのバットで援護射撃した。

 試合後、この場面について質問された森川は「監督から一、二塁間の指示はありましたし、千隼(佐々木)が頑張っていたので、なんとか打って逆転したいと思いました」と、はみ出るような笑顔を浮かべた。

 横井監督は辛口ジョークもはさみながら「指示して、そうできるもんではない。向こう(一、二塁間)を狙いながら、ファウルにしながら、打てるボールを呼び込んだ。あんまりバッティングの技術はないんですけど(笑)、ファウルにする技術は抜群。一、二塁間に打てるボールを投げさせた彼の執念。素晴らしい」と絶賛。「いや、“指示”だったんで、死にものぐるいで頑張りました(笑)」と応酬する森川に、横井監督が「そんな怖いか、オレ?」と聞き返し、会見場が爆笑につつまれる場面もあった。

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最終更新:7/13(水) 12:12

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