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【ブラジル】サンパウロ市内小売り依然低迷 11%ダウン

サンパウロ新聞 7月13日(水)2時22分配信

 サンパウロ商業会(ACSP)の調査によると、サンパウロ市内小売りの2016年上期(1~6月)の販売は15年上期に対して11.1%落ち込んだ。割賦販売が7.0%減、一括払いでの販売が15.2%減だった。

 4日付伯メディアはこれについて、世界的金融危機のあおりを受けて低迷した09年上期の小売りは前年同期比7.7%減だったが、今年の落ち込みはそれを上回っており、深刻な結果だと伝えている。

 09年との比較において興味深いポイントは、今年上期は割賦販売よりも一括払いでの販売の方がマイナス幅が大きかったが、09年上期はその逆だったという点だ。09年上期は割賦販売が12.6%減、一括払いでの販売が2.8%減だった。09年上期には、危機は主にクレジットに影響を与え、消費者らによる耐久財の購入を阻害した。一方、今年上期には国全体に危機が広がり、失業率の上昇や賃金低下、ドル高といった要因もまた小売り業績の足を引っ張った。

 今年6月単月の小売りは前年同月比1.5%減だった。一括払いでの販売が4.6%減と沈んだのに対し、割賦販売は1.6%伸びた。割賦販売が前年同月に対して拡大したのは14カ月ぶりで、特に寒さが厳しかった同月前半に暖房器具や電気温水器の販売が好調だったことで伸びた。

 同会のアレンカル.ブルチ会長は「良くない結果ではあったが、6月には励みとなる一定の改善がみられた。それは下期における回復を示唆するものかもしれない。たとえ年間の業績がプラスにならなくとも、年末までに落ち込みが和らぐ可能性がある」としている。

サンパウロ新聞

最終更新:7月13日(水)2時22分

サンパウロ新聞