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【日米大学野球】侍J大学代表・柳裕也、危機感から習得したカーブ生かして米国代表零封

Full-Count 7/13(水) 23:28配信

連日の12奪三振に米国代表ホートン監督「まるで昨日のデジャヴだ」

 第40回日米大学野球選手権大会第2戦が13日、新潟市で行われ、侍ジャパン大学代表が1-0で完封勝利を収めた。カギとなったのは、7回を投げて2安打12奪三振無失点に抑えた先発、柳裕也(明治大)の投球。3四死球を与えながらも、同じく明治大から選抜された捕手・牛島将太と息のあった配球で、パワーある米国打線のバランスを崩した。

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 試合開始前から雨が降る悪天候だったこの日、柳が軸とした球はカーブだった。追い込んでから100キロ台後半のゆるいカーブでバットを振らせることもあれば、初球からスローカーブを投げてカウントを奪いにいくことも。140キロ台前半ながらもキレのあるストレートを織り交ぜ、米国打線のリズムを狂わせた。2回先頭から8者連続三振。先発野手全員から三振を奪ってみせた。

 前日に続き、2試合連続で12三振を奪われた米国代表のホートン監督は「まるで昨日のデジャヴだ。日本の投手がとにかく素晴らしかった」と連日脱帽。「アメリカにも柳のようなカーブを投げる投手はいるが、速球を投げるカウントでカーブを投げたり、変化球を投げるカウントで速球を投げたり、ああいう配球をしてくる投手はなかなかいない。彼はvery smart,very good(とても頭がよく、素晴らしい)」と舌を巻いた。

六大学のレベルの高さを目の当たりにし「自分には何も特長がない…」

 今や明大・柳の代名詞ともなりつつあるカーブだが、この武器に磨きを掛けたのは、ちょっとした危機感だった。横浜高校から憧れでもあった六大学野球の明治大学に入学し、大学野球のレベルの高さに驚いたという。「自分には何も特長がない…。どうしたら大学で投げ続けることができるのか」。生き残る術を考えた時に浮かんだのが、武器として使う投手が少ないカーブをマスターすることだった。

 昨年参加したユニバーシアードでも、今年春に明治大学野球部で行った米国キャンプでも、外国人選手に対するカーブの有効性を実感。この日も満を持して投げたカーブが、ぴったりハマった。

 ジャパン主将に任命されながら、思うような結果が出ない試合が続いたが、7回無失点の快投に「ホッとしています」と大きく息を吐いた。自分自身が納得の投球をできたことはもちろんだが、支えてくれた監督やコーチ、スタッフの後押しを感じていたからこそ。「スタッフの皆さんに支えられたからできたこと」と感謝の気持ちを忘れなかった。

 今年のドラフトでは上位指名が予想される右腕。国際大会で自信を深めたカーブは、これからも大きな武器であり続けるだろう。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:7/13(水) 23:45

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