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旭丘が攻めて夏初白星 高校野球神奈川大会第2日

カナロコ by 神奈川新聞 7月13日(水)8時3分配信

 第98回全国高校野球選手権神奈川大会第2日は12日、サーティーフォー保土ケ谷球場など10会場で1回戦20試合を行った。

 秦野曽屋は、延長十四回に知識翔吾(3年)が決勝打を放って前回大会で16強の相洋に3-2でサヨナラ勝ちし、4年ぶりに初戦を突破した。旭丘は同点の九回に代打伊橋優夫(3年)の適時打などで舞岡を9-7で下し、2000年の初出場から17年目で創部初勝利を飾った。

 市ケ尾の祝井大樹(2年)と座間の森戸大地(3年)がいずれも3安打完封、日大藤沢のエース大倉和樹(3年)は9安打を浴びながらも完封した。

 横須賀大津は延長十五回の熱戦の末、新城を7-6で下し、七里ガ浜は5-1で横浜サイエンスフロンティアに勝利した。

 第3日は13日、10会場で1回戦20試合を行う。

◆ようやく歴史動かせた

 「校歌はいつも聞く側だった。ようやく歴史を動かせたんだと実感できた」。大会出場17年目にして夏の初勝利を手にした旭丘の主将佐々木は喜びをかみ締めた。

 4点リードを追いつかれても、ベンチは一体となって楽しんでいたという。下を向かない姿勢が実ったのは7-7の九回だった。1死二、三塁の絶好機。3年の伊橋が代打として送られた。

 1年の冬に膝の靱帯(じんたい)を負傷し、大会1カ月前にようやく実戦復帰。「どんな形でもいいから結果を残したかった」。そんな迷いのないスイングから放たれた鋭い打球は三塁を襲い、強襲の決勝打に結んだ。平野正貴監督(27)は「一生懸命努力してきた選手。彼しかいなかった」と満面の笑みで殊勲者を出迎えた。

 春の地区大会は3戦していずれも無得点。負けを糧にし、練習の8割を打撃練習に費やしてきたという。攻めの姿勢を貫いたからこそ、中軸の長短打から連なる3連打で試合を決めた。

 「いつもは競ると自滅するパターンが多かった。きょうは取り返してやろう、という気持ちがみんなの声に出ていて、それが最終回に形となって現れた」。4番として九回1死二塁から右前打でお膳立てしたキャプテンの佐々木は誇らしげだった。

最終更新:7月13日(水)8時3分

カナロコ by 神奈川新聞