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食と体験で観光客呼ぼう 古座川町商工会

紀伊民報 7月13日(水)16時46分配信

 和歌山県の古座川町商工会は、ニホンミツバチの蜂蜜やアユなど、町内の伝統的な食と結び付けた新たな体験型観光を開発する事業を始めた。事業は2018年度までの3年間。ミツバチの専門家や町内の事業者、料理人らによる委員会をつくり、11日に町商工会で1回目の会合を開いた。

 同商工会は15年度から、ニホンミツバチの蜂蜜やアユの付加価値を上げるための認証制度作りを、委員会を設立して進めている。

 その事業で、養蜂体験を提供している蜂蜜の食品会社や、利きアユ大会を開いている地域など県外を視察。食を絡めた体験で町内に観光客を呼び込み、認証制度を活用した食品のPRにもなるのではと考え、新たに委員会を立ち上げて、別の事業として進めることにした。この事業も、認証制度作りと同様に全国商工会連合会の補助を受けて進める。

 本年度は調査研究に取り組む。先進地への視察や研修を通し、町内の食に関する文化や技術と組み合わせた観光事業の案を出し、それを発信する体制を整える。来年度から試験的に運用を始める予定。

 委員会は、農業サポートセンター(大阪府松原市)代表取締役の高橋太一郎さんが委員長、町商工会の会員やミツバチに詳しい京都産業大学の准教授、南紀月の瀬温泉ぼたん荘料理長、古座観光協会事務局長らが委員を務める。町職員らオブザーバーや参画事業者もいる。

 1回目の会合には、委員ら12人が出席。地域特有の食材やその食べ方、体験型観光との結び付け方について意見を出し合った。

 高橋委員長は「町内には、人を呼べる食を含めた地域資源があると感じたので、観光客に昔からあるものに触れてもらい、ファンになってもらえるようにしたい」と話している。

最終更新:7月13日(水)16時46分

紀伊民報