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紀勢道開通1年 安全対策への連携確認

紀伊民報 7月13日(水)16時46分配信

 和歌山県警や国土交通省、県、関係市町などでつくる「紀勢自動車道交通安全対策連絡会議」が12日、白浜町の白浜署であった。南紀田辺インターチェンジ(IC)―すさみ南IC間(38キロ)は開通からまもなく1年。事故や誤進入などは少ないが、引き続き連携して安全対策に取り組んでいくことを出席者は確認した。

 県警によると、今年に入って紀勢道での人身事故は12日現在で2件あり、3人が軽傷を負った。死亡事故や反対車線を逆走する事案は開通以来、一度も起きていないという。

 誤進入は2件発生している。4月に70代女性がミニバイクで上富田ICから下り線へ入ったケースと、5月に70代男性が田辺市内の上り線へ徒歩で入った。昨年は2件あったが、いずれも高齢者だった。

 連絡会議を構成する団体は、紀勢道入り口で路面の色を変えたり看板を設置したりしているほか、作成したチラシを配って誤進入や逆走を防ごうと取り組んでいる。

 夏休み期間を控え、交通量の増加が予想されることもあり、県警では、警察官の姿を見せる活動に力を入れるほか、大きな事故が起きた際の対応を考えるための訓練ができないか検討している。

 12日の会議には田辺・西牟婁の市町や県警、紀南河川国道事務所などから33人が出席。冒頭、県警交通部の立石英一部長は「さらなる安全対策を推進し、交通事故ゼロに向けた取り組みを進めたい」とあいさつ。紀南河川国道事務所の水野浩次所長は「紀勢道の交通量は平日で5千~1万台、休日は6千~1万2千台ある」と現状を紹介した。

 紀勢道は南紀田辺―南紀白浜間(14キロ)が昨年の7月12日に、南紀白浜―すさみ南間(24キロ)は8月30日にそれぞれ開通した。暫定2車線(片側1車線)で中央分離帯がなく、区間の半分をトンネルが占めている。

最終更新:7月13日(水)16時46分

紀伊民報