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表参道に観光バスを 「白山さん」周辺、市道拡幅着手

北國新聞社 7/13(水) 3:12配信

 白山市は9月から、国道157号と県道野々市鶴来線を結ぶ市道「白山水戸町線」の拡幅工事に着手し、国道から白山比咩神社の表参道駐車場に向かう観光バスの交通アクセスを向上させる。市は来年8月に企画される「白山開山1300年大祭」前の供用開始を目指しており、現在は北側の駐車場に集中している観光バスを表参道側に誘導し、全国の白山神社の総本宮である同神社の観光資源化を推進する。

 工事の区間は鶴来水戸町-白山町間の延長約570メートルで、現在約4メートルの幅員を約11メートルに広げ、幅員約3メートルの歩道兼自転車道も整備する。北陸鉄道石川線の廃線敷地も道路の拡幅に一部活用する。

 市などによると、白山比咩神社に立ち寄る観光バスは近年増加傾向にある。しかし、国道157号から表参道駐車場への最短ルートである白山水戸町線は大型車両が通れず、観光バスは10~15分ほどをかけ、周辺の道路を大きく迂回(うかい)する必要がある。こうした事情もあり、現在は観光バスの大半がすでに広い道路が整備されている北参道駐車場を利用している。

 同神社の表参道は、駐車場近くの一の鳥居の奥に約250メートル延びている。スギやケヤキ、カエデなどの樹木に覆われ、荘厳な雰囲気が漂い、四季折々の表情を見せている。一方、北参道駐車場を利用した場合は、表参道を通ることはなく、観光関係者からは「表参道の魅力が十分に観光誘客に生かされていない」との声も出ている。

 表参道駐車場の近くには、鶴来地区の商店街があり、表参道を訪れる観光バスが増えると、地域経済への波及効果も期待される。市土木課の担当者は「国道157号と直結することで、ほかの観光地への回遊性も向上するため、白山麓と神社を組み合わせた新たな観光ルートができるかもしれない」と期待している。

北國新聞社

最終更新:7/13(水) 3:12

北國新聞社