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【香港】コピー品売買、「共有型」アプリが温床に

NNA 7月14日(木)8時30分配信

 提供者と利用者を結びつける「共有型」のインターネットアプリ「コミュニティー・マーケットプレース」と呼ばれるサービスが、香港で偽ブランド品やコピー商品取引の温床となっている実態が明らかになった。香港税関が今年上半期(1~6月)に摘発したネット通販市場での知的財産権侵害案件は、「共有型」アプリ上で行われたものが36件に達し、前年同期の9件から4倍に増えた。明報など13日付香港各紙が伝えた。
 香港税関が今年上半期に摘発したネット通販をめぐる知財侵害案件は、前年同期比8%減の91件。「コミュニティー・マーケットプレース」アプリが全体の4割を占めた計算だ。その他ツール別では、オークションサイトが54%減の26件、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)サイトが33%減の43件といずれも減少した。
 「コミュニティー・マーケットプレース」アプリでの知財侵害案件では上半期に37人が拘束され、このうち4人は18歳未満だった。18~30歳代は15人で、うち7人は学生。押収された物品はブランド物の時計や衣類、バッグなど138件で、正規品の価値に直すと総額23万5,020HKドル(約316万円)に上った。
 売り手の多くは当局の調査を警戒して、アプリ上に専門のグループを作って常連客を囲む手口をとっていた。開設したばかりのアカウントや、ログインが少ないアカウントであればグループ参加を拒否しており、税関職員のおとり調査では相手を信用させねばならず、取引の現場を押さえるまでに6カ月を要したという。

最終更新:7月14日(木)8時30分

NNA