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車内に子どもを置いて離れないで! 繰り返される事故に警鐘

リセマム 7月14日(木)14時15分配信

 JAF(日本自動車連盟)は7月13日、夏場の車内における熱中症事故の情報を公開した。高温下では短時間でも命に危険が及ぶ状態になるため、子どもやペットを車内に残したまま車を離れることは決してしないようにと注意を呼びかけている。

JAFチャンネル:炎天下の車内温度

 JAFによると、2015年8月の1か月間で出動した「キー閉じ込み」の救援のうち、子どもが車内に残されたままであったケースは全国で236件。このうち、緊急性が高くドアガラスを割るなどして子どもを救出したケースが6件であった。聞き取り調査によると、「子どもが誤ってロックを操作した」というものが多かったという。

 JAFは乳幼児の車内放置による死亡事故が毎年繰り返されていることから、2012年8月に真夏の車内温度の検証テストを実施した。

 1つ目のテストでは、車体の色やサンシェード装着、窓開け、エアコン作動など条件の異なるミニバン5台を気温35度の炎天下の駐車場に12時から4時間駐車し、温度計測器を用いてそれぞれの車内温度の変化を測定。その結果、車内の最高温度はサンシェードを装着しても50度、ダッシュボードの最高温度は窓を開けても75度と、人や動物が耐えられない温度となった。

 2つ目のテストでは、コンビニエンスストアやスーパーの駐車場に短時間子どもを車内に残した状況を想定して、熱中症指標計を用いて熱中症の危険度を測定。その結果、窓を閉め切りエンジンを停止してからわずか15分で熱中症指数が危険レベルに達した。

 3つ目のテストでは、ダッシュボードにさまざまな日用品を置き、時間経過とともに起こる状態変化を検証。その結果、スマートフォンは一時的に使用不能に、ライターは2~3時間でケースに亀裂が生じてガスが抜けた。

 これらの結果から、どのような対策を講じても夏場の車内温度の上昇を防ぐことはできず、高温下では短時間でも人体に危険が及ぶことが実証された。また車内には熱に弱いものや可燃性の高い危険物を置くことは避けるとともに、ハンドルも高温になるため火傷等にも注意が必要だという。

 なお、エアコンを作動している場合は車内温度の上昇は防げるが、エンジンをかけたままだと誤動作で車が動いたり燃料切れでエンジンが止まってしまう可能性があるという。

 JAFのホームページでは、この車内温度検証テストの動画も公開。「少しの時間だから」「寝ているから」と車内に子どもやペットを残したまま車を離れることは決してしないよう、強く注意を呼び掛けている。

《リセマム 荻田和子》

最終更新:7月14日(木)14時15分

リセマム