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13年で11人は多い ラウル氏が古巣レアルの監督人事に言及

ISM 7月14日(木)11時4分配信

 レアル・マドリー(スペイン)のレジェンドである元スペイン代表FWラウル・ゴンサレス氏が、スペイン『AS』紙のインタビューに応じ、古巣の監督人事などについて語った。

 1992年にレアルに加入し、94年に17才でトップチームデビューを果たしたラウル氏。同チームでは6度の国内リーグ優勝、3度のチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、通算741試合出場323得点を記録。2010年にレアルを退団したのち、シャルケ(ドイツ)、アル・サッド(カタール)、ニューヨーク・コスモス(NASL/北米サッカーリーグ)でプレーし、2015限りで現役を引退した。

 現在アメリカに住むラウル氏が、ニューヨークで『AS』のインタビューに応じた。北米サッカーの発展に従事している同氏は、アメリカにおけるサッカー人気の高まりについて話し、「ホームゲームでは4万5000人の観客を集めるクラブもある」と述べ、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)はアメリカの人気スポーツである野球やバスケットボールとも肩を並べ得るとの見解を示した。

 ラウル氏の古巣レアルは昨季、ラファエル・ベニテス監督のもとでシーズンを開始したが、1月に同監督を解任し、ジネディーヌ・ジダン氏を後任に招聘。フロレンティーノ・ぺレス会長は頻繁に指揮官交代を敢行しており、直近13年でジョゼ・モウリーニョ監督、カルロ・アンチェロッティ監督、マヌエル・ペリェグリーニ監督など11名の指揮官がレアルのベンチに座った。

 「13年で11名は多い? その理由はフロレンティーノ?」と問われたラウル氏は「多いね。私はあのクラブで1年に1度以上のペースで監督が代わることを経験した。ビセンテ・デルボスケの就任前、私は最初の6年間でホルヘ・バルダーノ、アルセニオ・イグレシアス、ファビオ・カペッロ、ユップ・ハインケス、ホセ・アントニオ・カマーチョ、フース・ヒディンクとともに働いた」と振り返った。

 先ごろスペイン代表監督退任が決定したデルボスケ氏は、1999-2000シーズン途中から02-03シーズン終了までの3年半、レアルの監督を務め、同クラブをチャンピオンズリーグで2度、リーガ・エスパニョーラで2度の優勝に導いている。

 「デルボスケ監督の退任でレアルが失ったもの」について問われると、ラウル氏は「監督は不安定な時期が4、5年続いていたクラブを、正しい道に戻してくれた。(退任は)当時のクラブが下した決断で、今振り返ってみると、ひょっとしたら良い人事ではなかったかもしれない。サッカー人生に決断は付き物だし、将来を見据えなければいけないがね。ビセンテはスペイン代表チームでも似たような経験をしている。ルイス・アラゴネス監督が去った後、継続性を保つことができたし、ブラジル(W杯)での失敗後、チームは再び競争力を取り戻した」と語っている。

 デルボスケ監督が、元マンチェスターU(イングランド)指揮官のアレックス・ファーガソン氏のような長期政権を築けた可能性についての質問には「それはあり得た。デルボスケ監督はレアルのようなクラブに相応しい経歴を持っていた。でも、サッカーにおいては何があるか分からない」と返答。

 ラウル自身が「将来監督としてそうなりたいか?」と問われると「時には変化が必要なときもあると感じている。過去を振り返り、アレックス・ファーガソンの素晴らしい功績を感じることは簡単だ。しかし同時に、(アーセナル/イングランド)のアルセーヌ・ヴェンゲル監督が長く続けすぎていると批判する人もいるからね」と返答している。

最終更新:7月14日(木)11時4分

ISM