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【都知事選告示】鳥越俊太郎氏が第一声(全文)都民に耳を傾ける知事になる

THE PAGE 7月14日(木)18時8分配信

 東京都知事選挙が14日に告示されたことを受け、立候補したジャーナリストの鳥越俊太郎氏は同日午前、JR新宿駅(東京都新宿区)近くで第一声をあげ、「住んで良し、働いて良し、環境に良い東京を実現する。皆さんの声に耳を傾ける」などと訴えた。

鳥越俊太郎氏が第一声「皆さんの声に耳を傾ける」 都知事選告示

「アウトサイダーを気取っているだけでおまえ、いいのか」という気持ちが芽生えた。

鳥越:皆さん、この暑い中、お集まりいただきましてありがとうございます。今回、都知事選に立候補させていただきました、鳥越俊太郎です。鳥越俊太郎です、2回言いましたけれども。もうお分かりいただいてると思いますが、今回はさまざまな支援団体や、都民の皆さまからのご支援を受けて出ることを決断いたしました。

 少し出馬決断に至る経緯をこの際ですから申し上げておきますと、私はかねがね、一番大事に思ってるのは、日本の社会は近代市民社会というのは、私たちの自由なこの近代市民社会というのは一番何が大事かというと、国民、都民、1人1人が汗水流して、垂らして、働いて、そして得た報酬の中から、給料の中から、税金という形で都の運営、都議会の運営のためにお金を税金という形で出しております。で、この税金が果たして、ちゃんと使われているかどうかということを実はあまり、出したほうも、それから受け取ったほうもあまり意識していない。という、これは日本全体に、そして東京都もそうですけどもそういうちょっと、納税者意識という点でいうと希薄なところがあります。

 その典型的な例が舛添さんの問題ではなかったんでしょうか。舛添さんはもし私たち、皆さん方1人1人がちょっと痛い思い、つらい思いをしながら財布の中から税金を納めた。その税金を、この税金1つ1つ取る、税金を全体として何十億という、何千億というお金ですけども、それは1つ1つはみんな、都民1人1人の汗と努力の結晶じゃないですか。それを、舛添さんは使うときに、海外出張のときに軽々と、なんにも考慮することもなくファーストクラスで行きました。

 これ、いいですか、こんなことでは。税金払ってる方は許せますか。許せない、ええ。ホテルでは何万円もするスイートルーム、何日も泊まって、税金をどんどん無駄遣いにしていく。つまり、ここには舛添さんの問題というのは、実は私たちの、税金をどれだけちゃんと正しく受け止めて、使っているとかという、こういう問題が横たわってる。そのことが今回の選挙の大前提です。いいですか。この大前提を皆さん、忘れないでください。

 私たちが選挙の投票に行く。参議議員選挙この間ありました。参議議員選挙のときに残念ながら投票率はいまひとつでしたけれども、ああいうとき皆さんが投票に行く、投票所に行くときのモチベーションはなんですか。モチベーションは、動機はなんですか。政治参加という言葉があります。政治参加というのはきれいごとではないんです。実は自分たちが税金を出して、みんな、参議院の場合は参議院、東京都都知事の場合は都知事、東京都議会の場合は都議会議員に対して、いろんな仕事を委託してるわけですよね。この税金を使って、東京都をちゃんとやってくださいよというふうにお願いをしてる。

 ところがそれを受け取ったほうがまったく、そういう皆さんの気持ちを受け取っていなくて、かなりいい加減に使っている。この問題が今回の、今日、都知事選をやらなければならなくなった出発点です。この出発点を皆さん、忘れないでいてください、いつまでも。納税者意識というのは私たちにも必要なんです。それからそれを受け取って仕事をする都知事や、都議会の皆さんや、そういう、要は議会と行政の皆さん方がちゃんと考えなきゃいけない。だけどそれが希薄になってる。

 その問題を私はずっと考えてまして、このままでは駄目だろういうことで。私もそんなに簡単に。私は1965年、昭和40年から新聞記者となり、報道の現場をずっと歩いてきた人間です。従ってこういう選挙といういわば当事者ですね、これインサイダーといいますけども、インサイダーになる気はなかったんですね。私はずっと、常にアウトサイダーとして事実はなんなのか、真実はなんなのかを見極めて、それを皆さんにお知らせしたいということで仕事をしてまいりました。今回はもう、アウトサイダーを気取っているだけでおまえ、いいのかという気持ちが私の中に芽生えました。

 そして、このままではやはり自分にね、自分がこの人生の最後を迎えるときに後悔をするんではないかと。悔いのないように生きたいということで、都知事選への出馬を決意しました。従ってこれはどっからの団体、政党から、ぜひ出てくれという打診を受けて出たわけではありません。私は自分の意思で決めたんです。そのことを皆さんぜひ、分かっていただきたい。それぐらい私の中に東京都政の、もっと東京都政を、一部の人のものではなくて東京都民、みんなに都政を取り戻す。ここに今、皆さんの手に掲げてプラカード持っていらっしゃいますが、これをもう1回上げてください。「みんなに都政を取り戻す。」、その気持ちを私は強く思って、なんとかして、これは、都知事選挙に出てみようという決断をして、いろんな団体、政党等の支援を受けるという形に結果的にはなりました。

 この皆さん方の厚いお心遣い、そしてご支援の気持ちということには、深く深く感謝をしております。そしてここにいらっしゃる方、皆さん方のように、おそらく、おそらくですよ。おそらく私を支援してくれますよね? 支援してくれる皆さん方、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。できるだけ皆さんの期待に応えるように頑張っていきたいと思いますが。

 私は、先ほど申し上げましたように報道現場をずっと、51年間、歩いてまいりました。その間、管理職というような人の上に立つような仕事はしていません。常に地面をはって事実は何か、真実は何かということをつかみ取り、嗅ぎ分けて、そしてそれを皆さんにお伝えする仕事をして。従って今回も都知事に立候補するに当たって、やはり東京都で今、何が問題になってるのかということをきっちりと自分なりに見極めて、そしてそれを変えていく。みんなに都政を取り戻すような、新しい都政をつくっていく。そういう仕事をしたいなと思っております。それは私の報道現場一筋という仕事からしても、一番私は、私にふさわしい仕事であろう、私に課せられた仕事であろうというふうに思っております。

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最終更新:7月14日(木)18時8分

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