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福大農学類は福島 郡山に研究センター

福島民報 7月14日(木)9時52分配信

 福島市への設置が有力となっていた福島大の農学系教育研究組織(農学類)について、中井勝己学長は13日、福島大で会見し、設置場所を福島市とした上で、新たに福島県郡山市に農学研究・実践活動センター(仮称)の設置を目指し市と協議する方針を示した。農学類は福島市の金谷川キャンパス内とし、開設時期を目標の平成30年4月から1年遅らせ31年4月とすることも発表した。
 中井学長は11日に郡山市の品川萬里市長と面談し、農学研究・実践活動センター(仮称)設置を提案した。「(品川市長から)一定の理解をいただける感触を得た」としている。
 具体的な施設の立地場所、規模、内容は白紙だが、郡山市逢瀬地区で行われているワイン生産の6次化事業などとの連携を視野に入れている。県内中央にあり交通の至便である点を生かし、全県的な実践的教育を展開していく。双葉郡8町村や各地区と連携する構想を掲げた。
 品川市長は「農学系学部の金谷川キャンパス設置の決定の報を受けたが、県全体の復興に貢献したいという気持ちに変わりはない」とした上で「センター設置構想の提案を受けており、大学側とは意見交換をしていく」とコメントした。
 一方で、農学類の立地場所に決まった金谷川キャンパスは敷地面積43万2894平方メートル。平地部分は既存の講義棟や研究実験棟、陸上競技場などで敷地は限られている。今後、農学類のカリキュラム内容などを踏まえ実習施設棟の整備場所を検討する。
 福島市の小林香市長は「効果的な教育環境の実現に向けて、福島大はもちろん関係機関・団体と連携を密にして取り組んでいく」とコメントした。
 中井学長は開設時期を1年遅らせる理由として、農学類の開設と並行して進めている学類再編と教育改革について、学内協議に時間がかかる点を挙げた。

福島民報社

最終更新:7月14日(木)12時25分

福島民報